リモート接続(PuTTY)

PuTTYはWindowsで動作するSSH方式のリモート接続ソフトウェア。 Telnetによるリモートコンピュータへの接続ではパスワードが暗号化されないので、SSH(暗号化シェル)でのリモート接続を行う。 PuTTYを導入するに当って事前にSSHサーバの構築を行っている必要がある。
■PuTTY の入手

  1. PuTTY日本語化ダウンロードサイト から日本語に対応した PuTTY をダウンロード。
  2. ダウンロードした日本語に対応した PuTTY を適当な場所に解凍。
    (最新版を確認してからダウンロード)

■秘密鍵のジェネレート

  1. 「 日本語に対応した PuTTY 」のフォルダの中の「 PuTTYgen 」を実行。
  2. 「Load ボタン」を押す。
  3. サーバより抜き取った秘密鍵を選択。(鍵の作成と抜き取りはこちら)
  4. ファイルの種類は、「All Files(*.*)」を選択。
  5. サブウィンドウが開くので、鍵を作成した時のパスワードを入力。
  6. 「Save privte key ボタン」押す。
  7. ジェネレートされた秘密鍵を適当な場所(PuTTYのフォルダ等)に名前(server)を付けて保存。
  8. メニューより[File]-[Exit]をクリックし PuTTYgen を終了。

■PuTTY の設定

  1. 「 日本語に対応した PuTTY 」のフォルダの中の「 puttyjp.exe 」を実行
  2. [セッション] ホスト名にホスト名かサーバーのIPアドレスを入力(例 192.168.1.4 )
    接続タイプは「SSH」にチェックを入れる
  3. [ウィンドウ→変換] 文字コードの設定で「UTF-8」を選択
  4. [接続→データ] 自動ログインのユーザ名にユーザー名入力(例 higo )
  5. [接続→SSH] プロトコルオプションで、優先するSSHプロトコルバージョンを[2]に設定
  6. [接続→SSH→認証] 参照ボタンを押して、秘密鍵「 server.ppk 」ファイルを指定
  7. 次に[セッション]に戻り、「保存されたセッション」に分かりやすい名前を入力して保存
    (例192.168.1.4)
  8. 保存したセッションを選択して「開く」をクリックすると、別ウインドウが開くのでパスワードを入力するとサーバーに接続できる。

※PuTTY の設定が終わってからPuTTYのフォルダを移動するとサーバーに接続できなくなるので、改めて[接続→SSH→認証]で参照ボタンを押して、保存した秘密鍵「 server.ppk 」ファイルを指定する必要がある。
■接続前の準備
外部からの接続には、ルータの設定が必要なのでルータの設定で22番のポートを開ける。
■PuTTY によるリモート接続
PuTTY を起動して、保存されたセッションにある「自宅サーバ」をダブルクリック。

Using username "higo".
Authenticating with public key "imported-openssh-key"
Last login: Mon Sep 19 11:46:44 2011 from 192.168.1.7
[higo@server1 ~]$                            ← SSHによるログインができた

■ ログインできないときのPuTTYのエラーメッセージ

 PuTTY 致命的エラー
    Disconnected: No supported authentication methods available 
  server sent: publickey,gssapi-with-mic

1)公開鍵「authorized_keys」のパーミッションで、groupやotherに対してwの権限がついている。
2)公開鍵「authorized_keys」の置いてある.sshディレクトリのパーミッションで、groupやotherに対してwの権限がついてるから。

対応

atuthorized_keysのパーミッションを600(rw- --- ---)にする。
.sshディレクトリのパーミッションを700(rwx --- ---)にする。

■PuTTY のカスタマイズ

  1. PuTTY を起動して、保存されたセッションにある「自宅サーバ」を選択して「読込」をクリック。
  2. 端末ウィンドウの大きさを変更したいときは、ウィンドウ カテゴリーの「行」「列」で設定。 デフォルトは 80×24 になっているので、「桁」を100、「行」を53、に変更。 「行」53は、キーボードの「PaguUp」「PageDown」で50行ずつスクロールするので大体の行を把握できるようにするためで、「列」は好みで変更。
  3. ウィンドウ カテゴリーの「スクロールバッファの行数」が基本では「200」になっている。 これだと以前に行った設定等の確認ができないで困る場合があるので、スクロールバッファサイズを「2000」に変更。 これは、サイト構築のための覚書を書くために、設定したことをスクロールバックして確認する必要があるため。
  4. プロバイダーによっては、一定時間入力がないと自動的に接続を切断してしまう場合がある。 接続が切れないようにしたい場合には、接続 カテゴリーの「セッションをアクティブに保つための null パケットの送信」で、 null パケットを自動送信する時間間隔 (単位: 秒) を設定する。 デフォルトは 0 (null パケットは送信しない) なので、60 秒 = 1 分おきに null パケットを送信するように設定。

yum update でエラー

cron.hourly からエラーメールを送られてきた。

/etc/cron.hourly/0yum-hourly.cron:

Not using downloaded repomd.xml because it is older than what we have:
  Current   : Wed Apr 15 20:04:54 2015
  Downloaded: Mon Apr 13 22:48:30 2015

対策
yum のキャッシュを削除することでエラーは発生しなくなる。

[root@server1 ~]# yum clean all
読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks, priorities
リポジトリーを清掃しています: base centosplus epel extras rpmforge updates
Cleaning up everything
Cleaning up list of fastest mirrors