CentOS 5 のインストール

■ CentOS 5 の取得
CentOSをhttp://www.centos.org/より取得
2種類あるので目的に合ったものをダウンロード
Direct Download
i386 – http://mirror.centos.org/centos/5/isos/i386/
x86_64 – http://mirror.centos.org/centos/5/isos/x86_64/
あにょはhttp://ftp2.riken.jp/Linux/centos/5.5/isos/i386/ からCentOS-5.5-i386-bin-DVD.isoをダウンロード。ダウンロードしたファイルは、ISOイメージファイルなので、別途DVD-Writerソフト等でDVD-Rに焼いて準備しておく。
※2010年9月20日現在(CentOS-5.5-i386-bin-DVD.iso)
Release Notesは以下のサイト
CentOS – http://wiki.centos.org/Manuals/ReleaseNotes/CentOS5.5/Japanese
■ CentOS 5 のインストール
グラフィカルモード(GUI)でインストール作業を進めるが、サーバー用途で linux を使用する際には、X Window Systemを利用することをあまり推薦していない。もし常にX Window Systemを利用する必要が無いのであれinittab を編集し、 “id:5:initdefault:” を “id:3:initdefault:” に変更。そうする事で次回起動時よりランレベル3(CUI)で起動できる。また、ランレベル3でX Window Systemを起動したい場合には、 startx コマンドを実行。
1.インストーラーの起動
CentOS 5 のインストールDVDをDVD-ドライブに挿入し、電源を入れる。
※BIOSの設定で1番最初にDVDからブートできるようになっている必要である。
* [Install or upgrade an existing system] を選択して[Enter]キーを押す。
2.メディアのテスト
CD Found
* [Skip] を選び、[Enter]キーを押す。
3.CentOS のGUIが立ち上がるので
* [Next] ボタンをクリック。
4.言語の設定
インストール作業中に使用する言語の選択
* 「Japanese(日本語)」 を選び、[Next] ボタンをクリック。
* 実際にシステムを使用するときの言語選択に関しては、後で設定を行う。
5.キーボードの設定
* 106日本語キーボードを使っている場合は、「日本語」を選択して、[次]ボタンをクリック。
6.インストール方法の選択
* 新しくインストールするか、既存のシステムにインストールするかを選択。
7.ハード・ディスクの初期化
* 新しいハード・ディスクの場合、「警告」ダイアログが表示される。「OK」を選択すると、ハード・ディスクが初期化される。
8.ディスクパーティションの作成
* 「選択したドライブ上のすべてのパーテーションを削除してデフォルトのレイアウトを作成します。」を選択
* 警告メッセージが出るが「はい」を選択。
9.ネットワークの設定
* [編集] ボタンをクリックして、ネットワークデバイスを編集。
* IPv4 サポートを有効にする: チェックを入れる
* 手動による設定: チェックを入れる
* IP アドレス: yokensaka.com / プレフィックス(ネットマスク):24 を入力
* IPv6 サポートを有効にする: チェックを外す
チェックを外したら [次] をクリック
10. ホスト名・その他の設定
* ホスト名を設定は 手動設定 を選択して「server.yokensaka.com」と入力
* ゲートウェイ : 192.168.1.1
* 1番目のDNS : 192.168.1.1
入力したら [次] をクリック
1番目のDNSは通常サーバー自身をDNSサーバーとして設定するときにサーバー自身に割り当てた yokensaka.com をDNSサーバーアドレスとして設定。 しかし、ここで yokensaka.com に設定するとインターネットに繋がらなくなり、wgetによるダウンロードができなくなる為、この段階では1番目のDNSは 192.168.1.1 とする。
11.タイムゾーンの選択
* アジア/東京 を選択
* システムクロックでUTCを使用のチェックをはずして [次] をクリック
12.Rootパスワードを設定
* Root パスワード : xxxxxxxx
* 確認 : xxxxxxxx
スーパーユーザ(Root)のパスワードを入力。確認の為にもう一回同じパスワードを入力。
入力したら [次] をクリック
注意 : このパスワードは絶対に忘れない様に! 何もできなくなってしまう。
13ソフトウェアセットの選択
* 「今すぐカスタマイズする」を選択して [次] をクリック
14.ソフトウェアセットの選択
* デスクトップ環境  デフォルト
* アプリケーション  デフォルト
* 開発 開発ツール、開発ライブラリ を選択
* サーバ  デフォルト
* ベースシステム  デフォルト 
*
*
*
* 言語  デフォルト
サーバーを構築する際は極力不要なパッケージはインストールせず、すべてのチェックをはずして必要になったときにその都度インストールすべきだが、 ここでは、作業の行いやすさを考え、「開発」以外はデフォルトにして [次] をクリック
15.インストールの準備完了
* [次] をクリックしてインストールを開始。
16.パッケージのインストール
* インストール完了したらDVDドライブよりDVD-Rが自動的に排出される。
17.インストール作業の終了
* [再起動] を押してインストールを終了。
18.CentOS 5 の起動
* コンピューターの再起動が行われ、しばらくすると CentOS 5 が起動し、初期設定を行う画面が表示される。
19.インストール後の初期設定
* ようこそ画面では [進む] を押す。
20.ファイアーウォールの設定
* 無効 を選択して [進む] を押す。
ファイアーウォールは先に有効にしておくと、各サーバの設定が正しいにも関わらず、ファイアウォールによって通信が遮断されてしまうことがあるので、 セキュリティーに関しては後から設定することにする。
21.SELinuxの設定
* 無効 を選択して [進む] を押す。
SELinux を有効にすると、LInux の全てのユーザー(rootも含む)にさまざまな制限をかけることができ、 万が一rootが乗っ取られても影響を最小限にすることが出来る。本来はSELinuxを有効にするべきだが、 トラブル時の対応が複雑になる為、ここでは無効にする。
22.日付と時刻
* 日付と時刻を 正しい設定 に変更して [進む] を押す。
23.ユーザーの作成
* ここではそのまま [進む] を押す。警告が表示されるので [続ける] を押す。
ユーザーの追加は後でコマンドを使った方法で追加する。
24.サウンドカード
* サウンドカードが認識された場合に表示される。[進む] を押す。
25.追加のCD
* 追加ソフトウェアのインストール画面になるが、追加がなければ [終了] を押す。
26.ログイン
* ログイン画面が表示されたら、rootユーザーでログインするので「root」と入力。
* rootユーザーのパスワード「********」を入力し、[Enter] を押す。
パスワードが正しければそのユーザーで作業が出来るように CentOS 5 のデスクトップ画面が表示される。