リモート接続(PuTTY)

■ FC2~FC6 / Fedora7 / Fedora8 / Fedora9
PuTTYはWindowsで動作するSSH方式のリモート接続ソフトウェアです。 Telnetによるリモートコンピュータへの接続ではパスワードが暗号化されませんので、SSH(暗号化シェル)でのリモート接続をお勧めします。 PuTTYを導入するに当って事前にSSHサーバの構築を行っている必要があります。
■PuTTY の入手

  1. PuTTY Download Page より PuTTYgen をダウンロードします。
  2. PuTTY日本語化ダウンロードサイト から 日本語に対応した PuTTY をダウンロードします。
  3. ダウンロードした日本語に対応した PuTTY を適当な場所に解凍します。
    (最新版を確認してからダウンロードしてください)

■秘密鍵のジェネレート

  1. ダウンロードした PuTTYgen を実行します。
  2. 「Load ボタン」を押します。
  3. サーバよりコピーした秘密鍵を選択します。
  4. ファイルの種類は、「All Files(*.*)」を選択します。
  5. サブウィンドウが開きますので、鍵を作成した時のパスワードを入力します。
  6. 「Save privte key ボタン」押します。
  7. ジェネレートされた秘密鍵を適当な場所(PuTTYのフォルダ等)に名前(higo)を付けて保存します。
  8. メニューより[File]-[Exit]をクリックし PuTTYgen を終了します。

■PuTTY の設定

  1. 「 日本語に対応した PuTTY 」のフォルダの中の「 puttyjp.exe 」を実行します。
  2. [ホスト名]の欄にホスト名かサーバーのIPアドレスを入力します。(例 192.168.1.2 )
  3. プロトコルを[SSH]にします。
  4. 次に[接続→データ]を選択し、[自動ログインのユーザ名]にユーザー名入力します。(例 higo )
  5. 次に[接続→SSH]のプロトコルオプションで、[優先するSSHプロトコルバージョン]を[2]に設定します。
  6. 次に[ウィンドウ→変換]で受信されるデータの文字セット変換をEUC-JPに選択します。
  7. 次に[接続→SSH→認証]で参照ボタンを押して、保存した秘密鍵「 **.ppk 」ファイルを指定します。
  8. 次に[セッション]に戻り、「保存されたセッション」に分かりやすい名前(例192.168.1.2)を入力して保存します。
  9. 保存したセッションを選択して「開く」をクリックすると、別ウインドウが開きますのでパスワードを入力するとサーバーに接続できます。

※PuTTY の設定が終わってからPuTTYのフォルダを移動するとサーバーに接続できなくなりますので、改めて[接続→SSH→認証]で参照ボタンを押して、保存した秘密鍵「 **.ppk 」ファイルを指定する必要があります。
■接続前の準備
外部からの接続には、ルータの設定が必要です。
ルータの設定で22番のポートを開けてください。
■PuTTY によるリモート接続
PuTTY を起動して、保存されたセッションにある「自宅サーバ」をダブルクリックします。

Using username "higo".
Authenticating with public key "imported-openssh-key"
Passphrase for key "imported-openssh-key":        ← パスワードを入力します
Last login: Wed Feb 23 00:35:41 2005 from 3.1.168.192.in-addr.arpa
[higo@linux ~]$                            ← SSHによるログインができた

■PuTTY のカスタマイズ

  1. PuTTY を起動して、保存されたセッションにある「自宅サーバ」を選択して「読込」をクリックします。
  2. 端末ウィンドウの大きさを変更したいときは、ウィンドウ カテゴリーの「行」「列」で設定します。 デフォルトは 80×24 になっていまので、「行」を53、「列」を100、に変更します。 「行」53は、キーボードの「PaguUp」「PageDown」で50行ずつスクロールするので大体の行を把握できるようにするためです。 「列」は好みで変更してください。わたしは 100 に変更しました。
  3. ウィンドウ カテゴリーの「スクロールバッファの行数」が基本では「200」になってます。 これだと以前に行った設定等の確認ができないで困る場合がありますので、 わたしはスクロールバッファサイズを「2000」に変更しました。 サイト構築のための覚書を書くために、設定したことをスクロールバックして確認する必要があるためです。
  4. プロバイダーによっては、一定時間入力がないと自動的に接続を切断してしまう場合があります。 接続が切れないようにしたい場合には、接続 カテゴリーの「セッションをアクティブに保つための null パケットの送信」で、 null パケットを自動送信する時間間隔 (単位: 秒) を設定します。 デフォルトは 0 (null パケットは送信しない) です。わたしは 60 秒 = 1 分おきに null パケットを送信するようにしました。