Fedora Core6 のインストール

■Fedora Core6 の取得
Fedora Core6 を red Hat Linux の 日本のミラーサイトから(FC6-i386-disc1.iso・FC6-i386-disc2.iso・FC6-i386-disc3.iso・FC6-i386-disc4.iso・FC6-i386-disc5.iso)をダウンロード。ダウンロードしたファイルは、ISOイメージファイルなので、別途CD-Writerソフト等でCD-Rに焼いて準備しておく。
■Fedora Core6 のインストール
グラフィカルモード(GUI)でインストール作業を進めるが、サーバー用途で linux を使用する際には、X Window Systemを利用することをあまり推薦していない。なぜならGUIが余計なリソースを使用するからで、もし常にX Window Systemを利用する必要が無いのであれば、後で /etc/inittab を編集し、 “id:5:initdefault:” を “id:3:initdefault:” に変更。そうする事で次回起動時よりランレベル3(CUI)で起動できる。また、ランレベル3でX Window Systemを起動したい場合には、 startx コマンドを実行。
1.インストーラーの起動
Fedora Core6 のインストールCDの(CD1)をCD-ドライブに挿入し、電源を入れる。
※BIOSの設定で1番最初にCDからブートできるようになっている必要がある。
* boot:
* そのまま Enter を押す。
2.CD-ROMメディアのテスト
* Skip にあわせて Enter を押す。
3.インストール準備作業の開始
* Next を押す。
4.インストール時の言語の選択
* Japanese(日本語) を選び、 Next を押す。
* ここでの言語の選択は、あくまでインストール作業を進めていくときに使用する言語の選択で、 実際にシステムを使用するときの言語選択に関しては、後で設定を行う。
5.キーボード設定
* 日本語 になっていることを確認して、 を押す。
* キーボードに「半角/全角」キーが無い場合は、「U.S.English」を選択。
6.アップグレードの検証
* インストール Fedora Coor を選択して、 を押す。
7.ディスクパーティションの作成
* 選択したドライブ上のすべてのパーテーションを削除してデフォルトのレイアウトを作成します。を選択
*パーティションを自動設定にして を押し。
* 本当に削除しますか?と言う警告が出るが はい を押す。
8.ネットワークの設定
* 編集ボタン をクリックして、ネットワークデバイスを編集。
* 動的 IP 設定を使用する (DHCP): チェックを外す
* IPv4 サポートを有効にする: チェックを入れる
* IPv6 サポートを有効にする: チェックを外す
* 起動時にアクティブにする: チェックを入れる
* IPv4 192.168.1.2 / 24
Address: 自分のサーバIPアドレスを設定  / ネットマスク:[24]ビットを入力して OK をクリック
9. ホスト名・その他の設定
* ホスト名を設定は 手動設定 を選択して linux.yokensaka.com と入力
* ゲートウェイ : 192.168.1.1
* 1番目のDNS : 192.168.1.1
1番目のDNSは通常サーバー自身をDNSサーバーとして設定するときにサーバー自身に割り当てた 192.168.1.2 をDNSサーバーアドレスとして設定。 しかし、ここで 192.168.1.2 に設定するとインターネットに繋がらなくなり、wgetによるダウンロードができなくなる為、この段階では1番目のDNSは 192.168.1.1 とする。
10.タイムゾーンの選択
* アジア/東京 になっていることを確認して、 を押す。
11.Rootパスワードを設定
* Root パスワード : xxxxxxxx
* 確認 : xxxxxxxx
スーパーユーザ(Root)のパスワードを入力。確認の為にもう一回同じパスワードを入力。
注意 : このパスワードは絶対に忘れない様に! 何もできなくなってしまう。
12.ソフトウェアセットの選択
* チェックボックスは全て外す
* レポジトリの「Fedora Extras」のチェックは外す
* 「今すぐカスタマイズする」を選択して を押す
13.ソフトウェアセットの選択
* Desktop Environments  デフォルト
* アプリケーション  デフォルト
* 開発 レガシーソフトウェアーの開発、開発ツール、開発ライブラリ を選択
* サーバ  デフォルト
* ベースシステム  デフォルト 
* 言語  デフォルト
サーバーを構築する際は極力不要なパッケージはインストールせず、すべてのチェックをはずして必要になったときにその都度インストールすべきだが、 ここでは、作業の行いやすさを考え、「開発」以外はデフォルトにして ボタンを押す。
14.インストールの準備完了
* を押してインストールを開始。
* CD ROM 5枚準備することを促されるので、 続行 ボタンを押せば、インストール処理が開始される。
15.パッケージのインストール
* インストール途中でディスクの入れ替えのメッセージが表示されるので、それぞれ CD をセットし、 OK ボタンを押す。
16.インストール作業の終了
* 再起動 を押してインストールを終了。
* しばらくするとCDドライブよりCDが自動的に排出される。
17.Fedora Coor6 の起動
* コンピューターの再起動が行われ、しばらくすると Fedora Coor6 が起動し、初期設定を行う画面が表示される。
18.インストール後の初期設定
* ようこそ画面では 進む を押す。
19.ライセンスの同意書
* はい、私はライセンス同意書に同意します を選択して、 進む を押す。
20.ファイアーウォールの設定
* 無効 を選択して 進む を押す。
ファイアーウォールは先に有効にしておくと、各サーバの設定が正しいにも関わらず、ファイアウォールによって通信が遮断されてしまうことがあるので、 セキュリティーに関しては後から設定する。
21.SELinuxの設定
* 無効 を選択して 進む を押す。
SELinux を有効にすると、LInux の全てのユーザー(rootも含む)にさまざまな制限をかけることができ、 万が一rootが乗っ取られても影響を最小限にすることが出来る。本来はSELinuxを有効にするべきだが、 トラブル時の対応が複雑になる為、ここでは無効にする。
22.日付と時刻
* 日付と時刻を 正しい設定 に変更して 進む を押す。
23.ユーザーの作成
* ここではそのまま 進む ボタンを押す。警告が表示されるので 続ける ボタンを押す。
ユーザーの追加は後でコマンドを使った方法で追加。
24.サウンドカード
* サウンドカードが認識された場合に表示される。 終了 を押して再起動。
25.ログイン
* ログイン画面が表示されたら、rootユーザーでログインするので root と入力。
* rootユーザーのパスワード ******** を入力し、 Enter を押す。
パスワードが正しければそのユーザーで作業が出来るように Fedora Coor6 のデスクトップ画面が表示される。