■Fedora 9 の取得
Fedora Projectのミラーサイトから(Fedora-9-i386-DVD)をダウンロードします。ダウンロードしたファイルは、ISOイメージファイルですので、別途DVD-Writerソフト等でDVD-Rに焼いて準備します。私は(Fedora-9-i386-DVD)をダウンロードしましたが、CPUの種類によってダウンロードする物が違ってきますから環境に合わせてください。ミラーサイトによってはかなり時間がかかる場合がありますので、なるべく早いサイトからダウンロードします。私は「ftp.riken.jp」からダウンロードしました。
Direct Download
■ i386 – Install DVD
■ x86_64 – Install DVD
■ ppc – Install DVD
Fedora リリースノート
■Fedora 9 のインストール
グラフィカルモード(GUI)でインストール作業を進めますが、サーバー用途で linux を使用する際には、X Window Systemを利用することをあまり推薦していません。なぜならGUIが余計なリソースを使用するからです。もし常にX Window Systemを利用する必要が無いのであれば、後で /etc/inittab を編集し、 “id:5:initdefault:” を “id:3:initdefault:” に変更します。そうする事で次回起動時よりランレベル3(CUI)で起動します。また、ランレベル3でX Window Systemを起動したい場合には、 startx コマンドを実行します。
1.インストーラーの起動
Fedora 9 のインストールDVDをDVD-ドライブに挿入し、電源を入れます。
※BIOSの設定で1番最初にDVDからブートできるようになっている必要があります。
* Install or upgrade an existing system を選択してエンターをキーを押します。
2.Choose a Language(インストール時の言語の選択)
* Japanese を選び、 OK を押します。
* ここでの言語の選択は、あくまでインストール作業を進めていくときに使用する言語の選択です。 実際にシステムを使用するときの言語選択に関しては、後で設定を行います。
3.Keyboard Type(キーボード設定)
* jp106 になっていることを確認して、 OK を押します。
4.Installation Method(インストールメディアの選択)
* Lacal CD/DVD を選び、 OK を押します。
5.Disk Found(CDメディアのテスト)
* Skip を選び、押します。
6.Welcomeメッセージ
* 次 を押します。
7.ネットワークの設定
* 編集ボタン をクリックして、ネットワークデバイスを編集します。
* IPv4 サポートを有効にする: チェックを入れる
* 手動による設定: チェックを入れる
* IP アドレス: 192.168.1.2 / プレフィックス(ネットマスク):24
を入力
* IPv6 サポートを有効にする: チェックを外す
チェックを外したら次 をクリック
8. ホスト名・その他の設定
* ホスト名を設定は 手動設定 を選択して linux.yokensaka.com と入力
* ゲートウェイ : 192.168.1.1
* 1番目のDNS : 192.168.1.1
入力したら次 をクリック
1番目のDNSは通常サーバー自身をDNSサーバーとして設定するときにサーバー自身に割り当てた 192.168.1.2 をDNSサーバーアドレスとして設定します。 しかし、ここで 192.168.1.2 に設定するとインターネットに繋がらなくなり、wgetによるダウンロードができなくなる為、この段階では1番目のDNSは 192.168.1.1 とします。
9.タイムゾーンの選択
* アジア/東京 を選択して、 次 を押します。
10.Rootパスワードを設定
* Root パスワード : xxxxxxxx
* 確認 : xxxxxxxx
スーパーユーザ(Root)のパスワードを入力します。確認の為にもう一回同じパスワードを入力します。
入力したら次 をクリック
注意 : このパスワードは絶対に忘れない様に! 何もできなくなってしまいます。
11.ディスクパーティションの作成
* 選択したドライブ上のすべてのパーテーションを削除してデフォルトのレイアウトを作成します。を選択
*パーティションを自動設定にして 次 を押します。
※システムを暗号化するという項目が選択できるようになっていますが、システムを暗号化すると、マシン起動時に必ずパスワードを求められるようです。サーバーとして使う分には、システム暗号化は必要ないかなと思った為、私はシステム暗号化は選択しませんでした。
* 警告メッセージが出ますが 変更をディスクに書き込む を押します。
12.ソフトウェアセットの選択
* 「今すぐカスタマイズする」を選択して 次 を押します
13.ソフトウェアセットの選択
* デスクトップ環境 デフォルト
* アプリケーション デフォルト
* 開発 開発ツール、開発ライブラリ を選択
* サーバ デフォルト
* ベースシステム デフォルト
* 言語 デフォルト
サーバーを構築する際は極力不要なパッケージはインストールせず、すべてのチェックをはずして必要になったときにその都度インストールすべきですが、 ここでは、作業の行いやすさを考え、「開発」以外はデフォルトにして 次 ボタンを押します。
14.インストールの準備完了
* 次 を押してインストールを開始します。
15.パッケージのインストール
* インストール完了したらDVDドライブよりDVD-Rが自動的に排出されます。
16.インストール作業の終了
* 再起動 を押してインストールを終了します。
17.Fedora 9 の起動
* コンピューターの再起動が行われ、しばらくすると Fedora 9 が起動し、初期設定を行う画面が表示されます。
18.インストール後の初期設定
* ようこそ画面では 進む を押します。
19.ライセンス情報
* 進む を押します。
20.ユーザーの作成
* ここではそのまま 進む ボタンを押します。警告が表示されますので 続ける ボタンを押します。
ユーザーの追加は後でコマンドを使った方法で追加します。
21.日付と時刻
* 日付と時刻を 正しい設定 に変更して 進む を押します。
22.ハードウェアプロフィール
* ハードウェアーの情報を送信しても良い方は「プロフィールを送信する」を、送信したくない方は「プロフィールを送信しない」を選択して、進む を押します。
*「プロフィールを送信しない」を選択した場合は再メッセージが出てきますので、「いいえ、送信しません」ボタンをクリック して、進む を押します。
23.ログイン
* ログイン画面が表示されたら、rootユーザーでログインしますので root と入力します。
* rootユーザーのパスワード ******** を入力し、 Enter を押します。
パスワードが正しければそのユーザーで作業が出来るように Fedora 9 のデスクトップ画面が表示されます。