この写真は修理に出して取り替えてもらったCanon PowerShot S80のレンズユニットです。低屈折・低分散特性の光学材料として開発されたUD(Ultra Low Dispersion)レンズを組み入れたことにより、いままで超望遠レンズで目立ってた色収差が抑えられ、シャープで色にじみがない画質が得られるとの事らしいです。これがS80はテレ端まで色収差が出にくく、尚且つテレ端でも画質が落ちないと言われる理由なんですね。
ところが、私はS80を2台所有してますが、最初に買ったS80はケラレが四隅均等ではなく結構ずれていました。予備として買ったS80も若干ずれてはいますが、こちらの方はほとんど気になりません。ということで、今は予備として買ったS80をメインに使っています。最初に買ったS80をこのままにしておくのももったいないので、ずれたCCDは直らないのかキヤノンの東京QRセンターに電話しました。そしたら、レンズユニットを交換すれば直ると思いますよって言ってくれたので、ケラレ状況の写真とS80を持ってキヤノン東京QRセンターに行ってきました。電話で話したときは保証内で交換してくれるってことだったんですが、デジスコなど他社製品のアダプターを使用している場合は保証外になるということで修理費¥9,500掛かりました。
で、どうなったかというとほぼ完璧になって戻ってきました。次の写真はTurboAdapter20XWFAをS80のレンズの上に乗せて写したものです。
左が交換前、右が交換後です。メーカー側では、個体差があるので交換したからって直る保証はありません。ひょっとしたらもっとひどくなるかも知れません。それでも交換しますか?って言われたんですが、交換して良かったです。ということでこちらがメインとして復活です。
私としてはレンズユニットの中がどうなってるのか非常に気になるところです。(笑)
いつも楽しく読まさせて頂いています。最近S80を使用し始めました。たーぼさんのBR-S80を取り付けて前から見てみると左右均等でよいなと思ってもスコープに取り付けて一番広角側にするとケラレが均等となりません。BR-S80をずらして無理にケラレを左右均等にしますと、円の周囲の光量が一定でなくなり光軸がずれたと思われます。以前あにょさんが書かれていた事と同じだなと思いケラレが均等でなくても円の周囲が同じ明るさに見えたほうが良いと思い使用していました。詳しいことは分かりませんがカメラ側のCCDがずれているのですね。どのようにQRセンターに持ち込まれたのですか?ケラレの状況の写真はどのように撮るのですか?修理期間はどれくらいでしょうか?質問ばかりですみませんが、よろしくお願いします。
くまさん、こんばんは。私もそうでしたが、ケラレとか光軸とか気にしだしたらキリがないですよね。
ケラレの写真はS80を机の上に置き、その上にアイピースを乗せて写しました。この方法はカメラ鏡筒とアイピースのレンズと接触してしまいますので、やられるんであれば自己責任でお願いしますね。(笑)
そのときのケラレ状況がそのカメラのCCDのズレだと思います。もし修理に出されるのであれば、ケラレの写真を持ってQRセンターへ持ち込み、CCDがずれてるようなのでレンズユニットを交換してほしいといえば、半日ぐらいで直してくれます。ただし、レンズユニット自体に個体差があるのでケラレ状況が直る保証はありません。私はたまたまいいのに当ったのでよかったのですが結構リスクだと思います。
S80とBR-S80にアイピースを繋いだときのケラレを四隅均等にするのではなく、さきほどのケラレ状況と合わせ、センターが出ていればそっちのほうが光軸的にはベストだと思います。多少のCCDのずれは画質にはほとんど影響しないような気がします。
私は塩ビ板のリングでセンターを出し、水平器を使って光軸を出しています。この方法は結構いいですよ。ほぼ最初に確認したケラレ状況と一致します。
http://yokensaka.com/blog/i…
お返事ありがとうございました。こちらは名古屋のQRセンターが近いので問い合わせてみましたが、お客様相談へまわされて結局的を得ない返事でした。技術屋さんに聞きたかったのですが?
光軸があっていればケラレの不均一は気にしないことにします。
くまさん、こんばんは。
QRセンターの担当者にも個体差があるようですね。(笑)
他のカメラもそうだと思いますが、S80は光軸をきっちり合わせて、適切な露出コントロールが出来ればかなりいい画が撮れると思います。露出コントロールについては、いろんな方法があると思いますが、私は絞りを調整することで適切な露出になるようにしています。