画像処理の手順

画像処理は人によってさまざまな方法があると思いますし、これで無きゃダメだということも無いと思うのですが、基本的な画像処理の手順を紹介します。使ってるソフトはPhotoShopです。もちろん画像によっては行う必要も無い手順もあると思いますし、他にも補正が必要なことが出てくるかもしれません。
① イメージ→複製で画像を複製。
② トリミングで不要部分をカット。
③ レイヤー→新規調整レイヤーのレベル補正で両端のスライダー(▲△)をヒストグラムの山のふもと付近まで移動して階調を整える。(状況によってはレッド、グリーン、ブルーのチャンネル毎に調整)
④ レイヤー→新規調整レイヤーのトーンカーブで微調整。
⑤ 色の調整が必要であれば、レイヤー→新規調整レイヤーのカラーバランスで色の調整。
⑥ 明るさの調整が必要であれば、レイヤー→レイヤーを複製で背景をコピーしてから、スクリーンとか乗算で不透明度を変更して明るさを調整。
⑦ ここでリサイズする前にPhotoShopデーターとしてレイヤーを残したまま保存。
⑧ イメージ→画像解像度でサイズを800×600、640×480などに縮小。
⑨ 必要により、レイヤーパレットで背景をコピーしてから、フィルター→シャープでアンシャープマスクをかるくかける。
アンシャープマスクは(量:80、半径:0.8、しきい値:2)を基準にして微調整。
⑩ 最後にファイル→別名で保存を選択してファイルサイズを見ながら100KB~150KBでJPEG保存。(別名で保存だとExif情報は維持されるがWeb用に保存だとExif情報は破棄されるので注意)
⑪ 必要であればリサイズしたデータもPhotoShopデーターとして別名で保存。
元画像を直接補正すれば補正するたびに画像劣化が起きますが、レイヤーを使うことで元画像の劣化を防ぐことが出来ます。また、保存を繰り返すことによっても画像劣化は起きますのでなるべく保存回数は少なくします。考え方としては、基本的な補正は、縮小前の情報量の多いうちに済ませること、アンシャープマスクは必ず縮小後に行うこと、保存は一回で済ますことなどに注意しています。画像劣化は、Webで使うのであればそんなに気にはなりませんが、大きく出力した場合は結構違いが分かります。また、画像処理はレイヤーで作業しておくことで、後からいくらでも修正することが出来ます。

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