MBRの書き換え

メインに使ってるパソコンには2つのハードディスクにWindowsとLinuxのOSがインストールされており、現在はLinuxのGRUBというブートローダーを使ってダブルブートできるようにしてある。今回、Linuxがインストールされてるハードディスクをフォーマットし、Windowsから使える画像専用のディスクにするためMBRを書き換え、Windowsのブートローダーを使いWindowsのみで起動するようにする。
MBR(マスターブートレコード)には、ブートセクタを呼び出すマスターブートコードやパーティションテーブルなど、重要なプログラムやデータが記録されていて、WindowsやLinuxのOSを共存させる場合はMBRを書き換えるたり、設定が不適切だったりすると既存のOSが起動できなくなってしまうこともある。また、何らかのトラブルでMBRが破損すると、ハードディスクからOSを起動することができなくなってしまう。
WindowsXPの場合は回復コンソールを起動させて修復する。 回復コンソールは、WindowsXPのインストール用フロッピーブートディスクをMicrosoftのホームページからダウンロード出来るので、これを利用する。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;880422
ブートディスクにはXP Home用、Professional用と各サービスパック適応済み用があるので、自分のOSバージョンのものをダウンロードする。(Windows2000に使うならProfessional用)。 今回はWindows XP Service Pack 2 (SP2) 用のものをダウンロード。
ファイルをダウンロードできたら、実行してブートディスクを作る。(フォーマット済みのFDが6枚必要)
ブートディスクで起動したら、「R(回復)」を選択し回復コンソールを起動。 回復コンソールが起動すると、Windowsのパーティションが認識できればAdministratorのパスワードを聞いてくるので、Administratorのパスワードを設定していない場合は、そのままEnterでOK。
 ログインしたら、プロンプトに”FIXMBR”と入力。
  C:\WINDOWS>FIXMBR
途中警告が出るがMBRを書き換えるので”y”と入力すればMBRを復活させることができる。
Linuxを残しておきMBRのみ書き換える場合は、LinuxのGRUBはWindowsのMBRで上書きされてしまうので、あらかじめバックアップしておく。
 MBRはddコマンドを使ってバックアップ出来る。
読み込んだブロック数は 1+0
書き込んだブロック数は 1+0
 上記のコマンドを実行すると、/rootディレクトリにmbrというファイル名でMBRが書き込まれる。これは、/dev/hda(プライマリのマスター)の先頭の1セクタ(512bytes)を~/mbrというファイル名でファイル化している。
 リストアする場合は、ddコマンドでMBRを書き戻すことが出来る。
読み込んだブロック数は 1+0
書き込んだブロック数は 1+0

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