ヒストグラム

私はなるべく両端に平らな部分が少し残るようにヒストグラムを見ながら露出補正してます。背景によっては山が左に寄ったり右に寄ったりしますが、右側に平らな部分が無く途中で山すそが切れてる場合は白トビが発生しますので、どちらかというと左側より右側に少し多く平らな部分が残るようにしてます。カワセミの場合はこれ以上明るくすると白い部分が白トビしますので若干アンダー目にして撮影しています。
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これは逆光の為、被写体の頭部と胸の辺りで白飛びが発生しています。ヒストグラムで注意するポイントは最も明るい右端です。ここに立ち上がりがあるということは階調を表現できない「白トビ」(255)が発生しているということになります。
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S80、撮影方法

最初の頃パソコンに取り込んでみたら真っ黒、というのがしょっちゅうで、とにかくモニターで見た明るさどおりに撮れないものかと試行錯誤しました。今は下の方法で落ち着いています。後で明るさなど調整することはほぼなくなり、自分の思ったとおりの露出で撮影できるようになってきました。
① 絞り優先(Av)にして絞りを開放に設定
② ワイド側で鳥が来る様な枝を見つけてその枝にピントを合わせる
③ 露出補正ボタンを押してモニターとヒストグラムを見ながら露出補正
④ 露出補正が済んだら露出補正ボタンを再度押して絞り調整出来る様する
⑤ シャッターボタンの半押しでヒストグラムの変化をチェック
⑥ ヒストグラムが変化しないなるべく開放側の絞りになるように絞りを調整
⑦ 絞りが決まったらこの状態で鳥さんを待つ
ズームすると明るさなど変わりますので再度調整してます。それでも明るさなど補正したい場合はPhotoShopで[レイヤー] を複製、[描画モード]を[スクリーン]にして[レイヤー]の[不透明度]で明るさの調整をしています。アンダーにしたい場合は「乗算」で補正します。PhotoShopを持ってる方は是非試してみてください。

ソフトフォーカス

晴天の日陰の撮影です。光が直接当らないのでやわらかい光になりシジュウカラを優しく写せたって感じになりました。ちょっとピン甘ですがこういうソフトフォーカスっぽいのも好きです。
20060314-IMG_1672
ED82+30XWFA+BR-S80+S80
露出時間(秒)=1/160
F値=4.0
ISO感度=50
露出補正量(EV)=-0.67
測光方式=中央重点
光源=自動
焦点距離=7.27 mm
合成焦点距離=1335 mm

「The DETAIL」ハクセキレイ

今月の「The DETAIL」はハクセキレイなので昨日はハクセキレイの撮影でした。
20060312-IMG_5372
ED82+30XWFA+BR-S80+S80
露出時間(秒)=1/320
F値=6.3
ISO感度=50
露出補正量(EV)=-0.67
測光方式=中央重点
光源=自動
焦点距離=11.4 2mm
合成焦点距離=2096 mm
他はこちらにアップしてあります。
前半は30XWFA、後半は60/75XWDSです。
http://yokensaka.com/album/2006_03_11hakusekirei/

水平器による光軸調整

今までいろんな方法で光軸調整をおこなってきましたが、今回は水平器による光軸調整の方法を試してみました。まず鏡筒の一番太い部分の外径とブラケットの内径でドーナツ状のプレートをエンビ板等で作成し、ブラケットの一番奥側(カメラに最も近い所)に取り付けます。そしてブラケットをカメラにセットして鏡筒とブラケットのセンター合わせを行います。その後、鏡筒に水平器を載せ水平になるようにカメラ本体をセットしておき、最後にブラケットも水平になるようにカメラネジを緩めたり締め付けたりしながら少しずつ調整していきます。全ての位置で鏡筒とブラケットが水平になったらカメラネジを本締めしてブラケットをカメラに固定します。
案外この方法が一番簡単で正確だったりするかも・・・・。
20060307-level

ハクセキレイ

今月の「The DETAIL」はハクセキレイなので夕方撮りに行って来ました。60/75XWDSで5時前の撮影はやっぱし厳しいですね。動きの早い鳥なのにシャッタースピードが上がりません。おまけに遠い!
20060305-IMG_4971
ED82+60/75XWDS+BR-S80+S80
露出時間(秒)=1/20
F値=8.0
ISO感度=50
露出補正量(EV)=0.00
測光方式=中央重点
光源=自動
焦点距離=11.42 mm
合成焦点距離=4138 mm

自作BR-S80

今持ってるS80の予備&かみさん用に新たにS80を買いましたが、BR-S80はもうすでに生産終了、在庫無しとなってますのでBR-S80を自作しちゃいました。フェース面は3mmのジュラルミンの2枚重ね+1mmのクリアランス調整用のジュラルミン、合計7mmの厚みになってます。下側は5mmのジュラルミン、上側は10mmのジュラルミン、レリーズステーは3mmのジュラルミンをそれぞれ切削して形にしました。それに手持ちのSONY Wシリーズ用カメラアタッチメントTA-W1のネジ部分を36mmに広げてキャップボルトで取り付けて有ります。カプラーも手持ちのTA4+5、後は上部パーツのズレ止めとクリアランス調整の為のドーナツ状のパッキンを製作してTA-W1に貼り付けて終わりです。
全て金鋸とヤスリで手作業・・・・卓上の工作機械がほしいよぉ~
20060304-BR-S80

デジスコのブレ対策

私は60/75XWDSの高倍率アイピースを常用しているのですが、高倍率になればなるほどブレが発生して歩留まりもよくありません。レリーズはスムーズな動きのデジスコケーブル455USを使ってますが、それでも強く押してしまったりすると振動が伝わりブレの原因になったりします。そこで、私は全押しの状態でストッパーが働くようにビニールチューブのストッパーをつけて、これ以上押し込まれないようにしています。これ結構私みたいに興奮してシャッター押しまくるタイプにはレリーズのブレ対策に効くかも。なんとなくジャスピンの写真も増えたような感じです。
それと、三脚はNeo Carmagne 740、雲台はG2380ですが、三脚のエレベーターの締め付けネジは緩々にして使ってます。このほうが振動対策にいいような気がします。
20060304-5260