
ED82+60/75XWDS改+自作BR+S80
絞り優先(Av)
露出時間(秒)=1/5
F値=5.3
ISO感度=50
露出補正量(EV)=-1.67
測光方式=中央重点
光源=太陽光
焦点距離=20.70 mm
合成焦点距離=7500 mm
撮影距離=17 m
このヤマセミは60/75XWDSのテレ端での撮影です。
超望遠での撮影でいつも注意していることを少しあげてみました。
■ 光軸合わせとクリアランス調整
・カメラとブラケットの組立はスコープと光軸がきちんと合うように組立する
(カメラのレンズとCCDがずれてる場合があり、ケラレが四隅均等でない場合があるが、無理やりケラレを四隅均等になるように調整すると逆効果である。そのままでもあまり画質には影響ないので、光軸を合わす事に専念する)
・精度の高いカプラーを使用する
・最適なクリアランスになるように調整 (ちなみに私の60/75XWDSとS80は-1.2mmのクリアランスです)
■ 機材ブレ
・剛性の高い三脚、雲台を使用する
・三脚を低くして椅子に座って撮影
・エレベーターは締付けない
・レリーズは滑らかなものを使用する
・機材から手を離してレリーズを押す
・レリーズは半押し状態から一呼吸おいてからそっと押す
■ 天候と距離
・順光(太陽を背中に)で写す。
・風の無い日を選ぶ
・風が多少ある場合は風除けになる木陰などに機材をセット、あるいはブラインドを使用
・曇りの日か晴天の日陰で撮影(あまり天気がいいと空気の揺らぎがある)
・出来るだけ近距離で撮影(遠ければ遠いほどブレ幅が大きくなる)
・夏場は25m以内、冬場は35m以内で撮影(羽の1本1本を鮮明に写すには10m以内)
■ 撮影
・適正露出での撮影(ヒストグラムを見ながら露出補正する)
・ズームすると周辺減光が発生する位置があるが周辺減光の発生しないズーム位置で撮影
・AFで合焦する場合は鳥の目にピントを合わせ半押ししてAFを作動させ、ピントリングで微調整
・AFで合焦しにくいときはマニュアル撮影に切り替える(高倍率だと暗くなりAFで合焦しにくくなる)