S80の露出と絞りの関係

20061116-IMG_4730
ED82+28XWDA+BR-S80改+S80
絞り優先(Av)
露出時間(秒)=1/60
F値=3.2
ISO感度=50
露出補正量(EV)=0.3
測光方式=中央重点
光源=太陽光
焦点距離=7.27mm
合成焦点距離=1229mm
撮影距離=8m
上の写真はF値(3.2)で露出補正(+0.3)、プラス補正してもまだ暗いです。下の写真はF値(6.3)で露出補正(-0.3)、マイナス補正でも明るいです。空抜けで同じ場所、同じ時間でも設定によってこんなに違います。基本はヒストグラムを見ながら露出を決め、絞りは半押し状態で明るさが変化しないF値に設定して撮影してますが、空抜けの露出って結構難しいものがありますよね。そこで私は絞り(F値)を変えることで明るさを調整するようにしています。S80単体では絞りを変えてもSSは早くなったり遅くなったりしますが明るさは同じです。スコープに繋ぐと上記のよう現象が発生します。
1.絞るとSSが遅くなる=光を取り込む時間が長くなる=明るくなる。
2.逆に絞りを開けるとSSが早くなる=光を取り込む時間が短くなる=暗くなる。
ということで上の写真は開放で写したからSSが早くなり(1/60秒)光量が足らなくて暗くなったと言うわけです。ですからもっと絞れば下のように明るく撮影できたはずです。その代わりSSが遅くなりますから(下の写真では1/6秒)ブレに注意して撮影する必要があります。下の写真も被写体ブレです。
20061116-IMG_4757
ED82+28XWDA+BR-S80改+S80
絞り優先(Av)
露出時間(秒)=1/6
F値=6.3
ISO感度=50
露出補正量(EV)=-0.3
測光方式=中央重点
光源=太陽光
焦点距離=7.27mm
合成焦点距離=1229mm
撮影距離=8m
※これはS80でデジスコした場合の話で、他のシステムではこの理屈はあてはまらないと思います。
いずれにしてもS80では半押し状態のヒストグラムを見ながら最適な露出を決めるという方法をとってます。