今まではPC音楽用のミュージックプレイヤーとしては「MusicBee」と「AudioGate」を使ってましたが、今回、あにょがDSD音源の再生用ミュージックプレイヤーとして導入したのは「JRiver Media Center 19」というもので、JRiver 社が開発した高音質なメディアセンターソフトウェアです。有料で$49.98しますが、クーポンを使えば$39.98で買えます。また全ての機能を使える30日間の試用版もあります。あにょも最初試用版をダウンロードしましたが、使い勝手もいいし、なんといっても高音質だったのですぐにライセンスを購入しました。
あにょはちょっと不安定かもしれませんが最新版をダウンロードしました。
( 2014/4/29現在の最新版はJRiver Media Center 19.0.131)
安定版はこちらからダウンロードできます。
( 2014/4/29現在の安定版はJRiver Media Center 19.0.128)
■購入方法
こちらにアクセスして、必要な項目を入力、クーポンコードを記入して、「Continue」をクリック。
クーポンはgoodbyewinampが使えました。10ドル安くなります。
あにょは手続きが簡単な「PayPal」で購入しました。この画面でメールとパスワードを入力して「ログイン」。
次画面で「Agree and Pay」をクリックすれば購入手続きは終わりです。
「Registration Code」のURLをクリックしてライセンスをインストールすれば使えるようになります。
■「JRiver Media Center 19」の初期画面
日本語にも対応してますから分かりやすいです。メディアセンターというぐらいですから、音楽だけではなく、ビデオ、写真、テレビ、文書等の管理をすることができます。写真はRAWも扱えるようです。これだけ多機能だと使いこなすのも大変だと思いますが、まずはオーディオプレーヤーとして実力発揮してもらいたいと思います。
■まずは、オーディオデバイスの設定
ツール→オプション→オーディオデバイスから「Combo384ASIO 1.03 [ASIO]」を選択
ディスクのかわりにメモリーからファイルを再生する(ゾーン無関係)にチェックを入れる。
デバイスの設定の「バッファリング」で、音飛びが発生しないようなサイズを選択。あにょは「最小ハードウエアサイズ」か推薦の「50ミリ秒」にして様子見です。
出力フォーマットの出力エンコーディングは「2xDSD in DoP format(requires DSD capable DAC)」を選択。
ビットストリーミング フォーマットは「DSD」を選択。
■いよいよ試聴
SACDからリッピングした2.8MHz 1bitのDSD音源が、DoP 2.8MHz 1bitで何も変換されないでそのまま出力されてます。Hotel California、レコードもSACDもCDもありますが、DSD音源のHotel California、なかなか高音質で良いです。
ネットからダウロードした5.6MHz 1bitのDSD音源も、DoP 5.6MHz 1bitで何も変換されないでそのまま出力されてます。
DSD音源は今のところ「e-onkyo」等から配信されてはいますが、もっと沢山の音源がダウンロード出来るようになるといいですね。
CDをリッピングした44.1KHz 16bitのPCM音源は、2xDSDのDoPフォーマットでエンコードされ、5.6MHz 1bit出力されてます。このCDは元々がいい音なので、DSDで聞いてもあにょの駄耳では少し良くなったのかなぁ?というぐらいで、違いはあまり分かりませんでした。
DSPスタジオの設定は出力フォーマットだけで他はいじってませんが、イコライザー等かなり細かく設定できるようです。再生中のFourplayのアナライザーはこんな感じでした。
インターネットラジオも普通にI2Sモノラルで聞くことが出来ます。こちらもなかなかいい音で鳴ってます。
ということでPCM音源やDSD音源等フォーマットをまったく気にせず音楽を楽しむ事ができるようになりました。
■リッピング
CDのリッピングもエラー訂正モードとかCDデータベースの自動検索、カバーアートの取得等も設定できるので特に問題なく行えます。
エンコーダもDSDとかWAVとかいろんなフォーマットに対応してます。
DSDでのリッピングはDSFファイル形式なのでタグ編集がサポートされます。サンプルレートは「DSD (64fs / 2.8MHz)」と「Double DSD (128fs / 5.6MHz)」で保存されます。
■その他
Youtubeとかインターネットも利用できるので、アーティストとかアルバムについて調べられます。
メディアセンターソフトウェアと謳ってるだけあってかなり多機能ですが、常にバージョンアップを繰り返して進化してるようだし、なんといっても高音質なのが良いです。有料ですが、この機能で4000円ちょっとですからかなりお買い得じゃないかなと思います。
月: 2014年4月
Amanero COMBO384でDoP
久々の更新です。といってもオーディオネタですが・・・
以前作ったDAI/DACは、PCM音源しか再生できません。これを、さらに高音質のDSD64/128(2.8MHz/5.6MHz)も再生できるようにしようということで、Amanero COMBO384と美武クリエイトさんのDSD対応制御基板を入手しました。
PC側の再生ソフトウェアは、foobar2000、HQPlayer、JRiver Media Center等ありますが、使い勝手と音質の面で、JRiver Media Center 19を使うことにしました。
最後に聴き比べということで、手持ちのSACDのハイブリッド版をPCで聞けるようにしました。これって違法行為らしいので詳しくは書けませんが・・・
ということで、数回に分けてアップしていきたいと思います。
まずは、DSD対応のUSB DAI/DACへの改造
改造と言っても基板の入れ替えとケーブルの繋ぎ変えのみですが・・
■ Amanero COMBO384
イタリアのAmanero Technologies社が開発したUSB Audio Class 2対応の32bit I2S, DSD出力オーディオD/D変換ボードで、テクソルさんから購入しました。
サポートされてるサンプリングレート
44.1Khz 48Khz 88.2Khz 96Khz 176.4Khz 192Khz 352.8Khz 384Khz
出力フォーマット
I2S 32bit または DSD64(2.82MHz)とDSD128(5.64MHz)
■ DSD対応制御基板
美武クリエイトさんのDSD対応制御基板は、PCMとDSDを自動で切換してくれる基板です。
COMBO384とDSD対応制御基板を、前回作ったIV回路独立型のPCM1792W(DACチップが2個乗り)基板に繋ぎ、モノラル動作で接続します。とりあえず音が出るかどうかのテストなので、以前作ったDAI/DAC基板の配線を引っこ抜いて、新しい基板へ繋ぎ変えます。
配線が終わったところで、USBケーブル(BELKIN F3U133-06-GLD)でPCと繋ぎ、COMBO384のWindows 7, 8 (32/64bit)用デバイスドライバーとASIOドライバーをインストールします。これもテクソルさんからダウンロードできます。
■ 音出し
無料のDSD音源をネットからダウンロードして、いよいよ音出し・・・
ここからクラシックの音源がダウンロード出来ます。右上の2L brand store→Test Bench HD audio filesと辿って行き、IDとパスワード(両方共2L)を入力し、Stereo DFF(DSD 128/5.6448Mbit/s)をダウンロードしました。
ダウンロードしたファイルをJRiver Media Center 19で再生してみました。
おぉ・・・DSD音源の音が出てきました。 なかなかいい音です。
今度は普通のPCM音源に切り替えて音出し・・・
ハイ、ちゃんと自動で切り替わりPCM音源の音が出てきました。
液晶でもしっかり表示されました。
一番上がUSB DAI/DACの電源を入れたときの表示
二番目がDSD音源の時の表示(DSDモノラル動作) ATT DisableとなってますのでDAC側でボリュームは使えません。
三番目がPCM音源の時の表示(I2Sモノラル動作) こちらはDAC側でボリュームが使えるようです。
ということは、DAC側のボリュームは最大にしておきアンプ側のボリュームを使うということになりそうです。
DSD 5.6MHz1bit 2ch で入力されてDSD 5.6MHz1bit 2chで出力されてます。(JRiver Media Center 19で確認)
一応、COMBO384でDSD音源の再生成功です。
後は、USB入力部分のケース加工を行ない、基板をケースに固定して完成です。
これで、COMBO384+美武クリエイトさんのDSD対応制御基板で、PCM音源とDSD音源を気にせずに、手軽にいろんなフォーマットの音源を楽しむことが出来るUSB DAI/DACが出来上がりました。
PCオーディオ用語が色々出てきましたが、あにょも分からないのでネットで調べながら書いてます。これでいいのか不安ですが、とりあえずDSD、PCM、両方の音が出てきたので、まぁいいかということで次に行きます。
次は、再生ソフトウェアのJRiver Media Center 19について書こうと思います。