Amanero COMBO384でDoP

久々の更新です。といってもオーディオネタですが・・・
以前作ったDAI/DACは、PCM音源しか再生できません。これを、さらに高音質のDSD64/128(2.8MHz/5.6MHz)も再生できるようにしようということで、Amanero COMBO384と美武クリエイトさんのDSD対応制御基板を入手しました。
PC側の再生ソフトウェアは、foobar2000、HQPlayer、JRiver Media Center等ありますが、使い勝手と音質の面で、JRiver Media Center 19を使うことにしました。
最後に聴き比べということで、手持ちのSACDのハイブリッド版をPCで聞けるようにしました。これって違法行為らしいので詳しくは書けませんが・・・
ということで、数回に分けてアップしていきたいと思います。
まずは、DSD対応のUSB DAI/DACへの改造
改造と言っても基板の入れ替えとケーブルの繋ぎ変えのみですが・・
Amanero COMBO384
イタリアのAmanero Technologies社が開発したUSB Audio Class 2対応の32bit I2S, DSD出力オーディオD/D変換ボードで、テクソルさんから購入しました。
サポートされてるサンプリングレート
44.1Khz 48Khz 88.2Khz 96Khz 176.4Khz 192Khz 352.8Khz 384Khz
出力フォーマット
I2S 32bit または DSD64(2.82MHz)とDSD128(5.64MHz)
20140423-dsc08720
DSD対応制御基板
美武クリエイトさんのDSD対応制御基板は、PCMとDSDを自動で切換してくれる基板です。
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COMBO384とDSD対応制御基板を、前回作ったIV回路独立型のPCM1792W(DACチップが2個乗り)基板に繋ぎ、モノラル動作で接続します。とりあえず音が出るかどうかのテストなので、以前作ったDAI/DAC基板の配線を引っこ抜いて、新しい基板へ繋ぎ変えます。
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配線が終わったところで、USBケーブル(BELKIN F3U133-06-GLD)でPCと繋ぎ、COMBO384のWindows 7, 8 (32/64bit)用デバイスドライバーとASIOドライバーをインストールします。これもテクソルさんからダウンロードできます。
音出し
無料のDSD音源をネットからダウンロードして、いよいよ音出し・・・
ここからクラシックの音源がダウンロード出来ます。右上の2L brand store→Test Bench HD audio filesと辿って行き、IDとパスワード(両方共2L)を入力し、Stereo DFF(DSD 128/5.6448Mbit/s)をダウンロードしました。
ダウンロードしたファイルをJRiver Media Center 19で再生してみました。
おぉ・・・DSD音源の音が出てきました。 なかなかいい音です。
今度は普通のPCM音源に切り替えて音出し・・・
ハイ、ちゃんと自動で切り替わりPCM音源の音が出てきました。
液晶でもしっかり表示されました。
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一番上がUSB DAI/DACの電源を入れたときの表示
二番目がDSD音源の時の表示(DSDモノラル動作) ATT DisableとなってますのでDAC側でボリュームは使えません。
三番目がPCM音源の時の表示(I2Sモノラル動作) こちらはDAC側でボリュームが使えるようです。
ということは、DAC側のボリュームは最大にしておきアンプ側のボリュームを使うということになりそうです。
DSD 5.6MHz1bit 2ch で入力されてDSD 5.6MHz1bit 2chで出力されてます。(JRiver Media Center 19で確認)
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一応、COMBO384でDSD音源の再生成功です。
後は、USB入力部分のケース加工を行ない、基板をケースに固定して完成です。
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これで、COMBO384+美武クリエイトさんのDSD対応制御基板で、PCM音源とDSD音源を気にせずに、手軽にいろんなフォーマットの音源を楽しむことが出来るUSB DAI/DACが出来上がりました。
PCオーディオ用語が色々出てきましたが、あにょも分からないのでネットで調べながら書いてます。これでいいのか不安ですが、とりあえずDSD、PCM、両方の音が出てきたので、まぁいいかということで次に行きます。
次は、再生ソフトウェアのJRiver Media Center 19について書こうと思います。