RAWで撮ってDPPで現像すると、S90がどんな処理をしてJPEG変換してるのかがわかります。そこにはノイズとシャープネスとの関係が見えてきます。
DPPの初期値で現像するとISO感度別にシャープネスとノイズリダクションの数値は変わります。JPEGで撮影した場合は、カメラ内部で同じようなことが行われ、JPEGで保存されます。
TSN-884+28XWDA+S90 1/200s F2.5 ISO100 -1.0ev 7.5mm(1155mm) 絞り優先 WBオート
■DPPの初期値で現像した場合、ISO感度別にシャープネスとノイズリダクションは下記のように変わります。
ISO感度 (80~3200) |
シャープネス (0~10) |
ノイズリダクション | |
---|---|---|---|
輝度ノイズ緩和レベル (0~20) |
色ノイズ緩和レベル (0~20) |
||
80 | 9 | 0 | 4 |
100 | 9 | 0 | 4 |
200 | 7 | 1 | 4 |
400 | 5 | 3 | 6 |
800 | 3 | 5 | 11 |
1600 | 2 | 6 | 15 |
3200 | 1 | 16 | 16 |
これを見て皆さんどう思われますか?
ISO80とかISO100は特にそうですが、直射日光が当たるようなハイコントラストの状況で撮影された画像がいまいちなのは、コントラストが高く、尚且つシャープネスを10段階の9まで掛けてるところにあるのではと思います。あにょがi-コントラストを切ったり、シャープネスをマイナス2にして撮ってるのもここら辺にあります。
S90の画像がシャープだと言われるゆえんはシャープネス9にあるんでしょうね。もう少しシャープネスを落して撮影して、後で必要に応じてシャープネスを掛けるほうがいいような気がします。おそらくS90は全てをオートで撮るという事を前提で作られたカメラなんでしょうね。オート以外で撮るとなると逆に難しいカメラになってるように思います。
レンズとCCDの性能がいいのかな?と思ってましたが、後処理(DIGIC4)は凄いことをやっているようですね! W側の湾曲した画像も正しく修正してしまうのですから驚きです。 コンデジはカメラ任せが簡単でいいと思います。
な~~るほど~~
低ISOほど、処理をしていないと信じ込んでいましたが
シャープ9までかけているんですね
それじゃあ、汚くなっても当たり前ですね
しかし、RAWで撮るとなると、容量は大きいし遅いし・・・・・・
こりゃあ、悩みどころですね
僕もあにょさんの真似してシャープを落として撮影してみます
S80とは、設計思想そのものが異なるようですね~~
今回の解析も勉強になりました。
なるほどこういう風に処理しているのですね・・・。
まだカメラが手元にないのですが、あにょさんの
ブログを熟読してますので、もう、すぐに最適設定で
撮影に入れそうです。現像ソフトによる仕上がりの
違いも試したくなります。早く月末にならないかなあ。
nobuさん、こんばんは。
DIGC4、レンズとCCDから入ってくる情報を一生懸命頑張って仕事してるって感じですね。
湾曲も補正までやっちゃうんですから、連写が遅くなるはずです・・・
竹丸さん、こんばんは。
実はあにょも、低ISOはそんなにシャープを掛けてるとは思いませんでした。ISO80でも暗いところはなんかノイズが出てるなぁと思い、よく見てみたらこんなことになってました。全体にシャープ9をかけてるわけですからノイズも出ますよね。
センセ、こんばんは。
このブログに書いてあることは、あにょが自分でやってみて気が付いたことしか書いてないつもりでいますが、野鳥も、カメラも世の中には大先輩がたくさんいらっしゃいますので、そういった方々からすれば間違ったこともたくさんかいてるような気もします。そんなときはツッコミを入れてくださいね。
S90、明るいF2.0のレンズ、1/1.7型CCD、DIGIC4、実売¥35,000(価格.com)程度、しかもRAWで撮れて、フラッグシップの一眼レフカメラについてる現像ソフト(DPP)まで付いてますから・・・キヤノンさん、太っ腹だと思います。
今月末が待ち遠しいですね。(^o^)