野鳥の怒アップ撮影に威力を発揮してくれそうな Nikon 60/75XWDS で、S80のワイド端を除く全てでケラレ・周辺減光をなくするというクリアランス調整にチャレンジしてみました。
1ステップ目以降、ケラレ・周辺減光が一番少なかったのはS80のワイド端でカメラの鏡筒先端がアイピースのレンズにぶつかる少し手前の マイナス 1.2mm でした。(60/75XWDS は3mm奥まった所にレンズがあります)
カメラ鏡筒の先端がアイピースの中にもぐりこむのはそのままだと 0.4mm しかもぐらないので、アイピースのレンズ固定リングを外してカメラ鏡筒の先端が差し込めるように固定リングの内側の径を少し広げました。それでも 3 ステップ目と 4 ステップ目で若干ですが周辺減光が発生しています。でもまぁこれぐらいは撮影に影響ない範囲だと思いますので良しとしましょう。ワイド端でマイナス1.2mmにすることで1ステップ目のカメラの絞り位置と 60/75XWDS のアイレリーフの17mmとほぼ一致します。
ターボ♪さんの BR-S80 は、おそらく 60/75XWDS だと 0mm のクリアランスになりそうなので、マイナス 1.2mm のクリアランスを確保するには付属品の TA-S80 の中間部をカットして寸法を詰めるか、フェース面の厚みを薄くして、TA4もさわらないといけないかなと思ってます。ちなみに 60/75XWDS の最適なクリアランスがマイナス1.2mmだということは、他のアイピースの最適なクリアランスはアイレリーフの関係からすると 20XWFA は 1.8mm、24/30WDS は 2.0mm、30XWFA はマイナス 0.3mm、40/50WDS はマイナス 0.4mm ということになります。
スコープ |
接眼レンズ |
アダプター |
カメラ |
Nikon ED82 |
Nikon 60/75XWDS |
LA-DC20+F-CP5000 |
CANON S80 |