DP2をデジスコで使う場合ちょっと注意が必要です。普通のコンデジはSSと絞りを変えても露出補正値が同じであれば、再生時の露出に変化は無いはずですが、DP2だと下の画像を見てのとおり、露出補正が-0.3と同じでもSSと絞りが変われば再生時の露出はかなり違ってきます。撮影中はSSと絞りを変えても、液晶画面もヒストグラムも変化はありません。まったく同じです。しかし後で再生してみて初めて露出の違いに気がつきます。よーしバッチリだ!!と思って再生してみてなんだこりゃ!!なんてことが今までよくありました。SSとか絞りをコントロールしていろいろ撮影を楽しみたいのに、今のところそれができないのがちょっと不満です。解決策としてF3.5で撮影したものが撮影中の液晶画面で見る明るさに一番近いので、今は絞り優先AEでF値を3.5に固定して撮影しています。まだそのほかに解決策があるかもしれませんのでもう少し探ってみたいと思います。AFが合わないとかフリーズするとかその他にも問題が発生していますので、早い時期にファームウェアのバージョンアップがあることを期待しています。そうすれば露出の変化が液晶で確認できないという問題も改善されるかも・・・・それにしても問題だらけのカメラなのになぜか惹かれるところがあります。(^o^)
1/80秒 F2.8 EV-0.3 | 1/40秒 F4.0 EV-0.3 |
1/25秒 F5.6 EV-0.3 | 1/15秒 F8.0 EV-0.3 |
確か初めまして…じゃなかったかと思います。
この現象はカメラの問題じゃありません。コリメート法の原理から説明出来る現象です。
ちょっと計算してみると、884に20XWFAの組み合わせで合成F値はF6.6、28XWDAの時で合成F値はF9.1位あると思います。
カメラレンズのF値よりもデジスコの合成F値が大きい範囲では、スコープ側からカメラレンズに渡される光はカメラレンズの有効径いっぱいには広がっておらず、スコープ側から出てくるひとみ径の大きさに限られます。 このひとみ径の大きさが、カメラレンズ側にとっては丁度F6.6/F9.1に絞られた径に相当する…という事になるので、イメージ的には、カメラレンズの前にそれぞれF6.6/F9.1に絞る対物絞りが出来ているようなものです。 F6.6/F9.1の対物絞りが付いた状態で、カメラ内部の絞りをF2.8~F6.6/F9.1の範囲で動かしても、入射瞳の大きさは変わらないので、殆ど絞りとして機能しないんじゃないかと思います。
以前デジタル一眼を使ったコリメートをやっていた頃に実験して、上記条件の範囲で絞りを動かしても被写界深度のコントロールは出来ない事、その上、開放測光のカメラではカメラ側で絞りを絞っても光量が制御出来ないのでその分が露出誤差になる事(絞ると露出オーバーに振れる)を確認しているので、撮像素子がデジタル一眼並に大きいDP2でも同じではないかと思います。
いつも理論値や実証データを積み重ねた上で撮影されているあにょさんの事なので、カメラのF値を動かして撮影されている撮影データを見ながら、そのうちに気付くだろうと思って見ていましたが、やはり気付きましたね。 さすがです。 昔からデジタル一眼のコリメートをやっておられる方でも、カメラの絞りで被写界深度がコントロール出来ますなんて自信たっぷりに書く人もいましたからね。
yasFumiXさん、コメントありがとうございます。
S80の頃からこの現象にはなんとなく気づいておりましたが、今までは半押し状態で露出の変化が液晶とヒストグラムで確認できてたのでそんなに気にしてなかったんです。ところが、DP2は撮影時に露出の変化が液晶でもヒストグラムでも確認できないので問題点として取り上げたしだいなんです。
はたしてSSと絞りを変えたらどれくらい露出に変化が起きるのか、実証したくていろいろと実験してみたということなんです。結果はSSを固定して絞りだけ変化させた時には露出に変化は無く、逆にSSを変化させると露出も変化しました。yasFumiXさんがおっしゃるとおりの結果でした。今日にでも画像をアップしようと思ってたところです。
この現象について的確に説明していただいたので、今日にでもyasFumiXさんのコメントを転載させていただこうと思っています。