今日は撮影に行かれなかったので久々にデジスコケーブルの手入れをしました。私はDIGISCO.COM製のデジスコケーブル455USを使ってますが、メインと予備の2本を交代で使ってて、もうかれこれ3年ぐらい使ってます。シーソー式レリーズの影響もあると思いますが。今まで一回も折れたこともありませんし、トラブルになったこともありません。時たま手入れすれば結構長く使えます。そこで、今日は私の手入れ方法を紹介します。
デジスコケーブル455USは黄色い部分をねじればチューブからワイヤーを抜き取ることができます。抜き取ったらワイヤーの曲がりなどをチェックして、曲がりなどがあればまっすぐに直しておきます。次は、鍵が渋くなったときなどに使う「鍵穴のクスリ」というものを、チューブの根元のほうからノズルを差込、中に吹き付けます。差し込んだところから液が漏れないように、指で塞いで吹き付け、先端から液がこぼれるぐらいチューブの内部全体に浸透させます。後はワイヤーをチューブの中にゆっくり差し込んで、黄色い部分をねじ込み、元に戻すだけです。
なぜ「鍵穴のクスリ」なのかと言うと、鍵が渋くなったときなど、CRC556みたいなものを吹きつける方がいますが、CRC556などのオイル系のものを吹きつけると、最初はスムーズな動きをしますが、それは一時的なもので、やがてはホコリやゴミが油と混ざり鍵が回らなくなります。ちなみに鍵が渋くなったら、鉛筆で鍵の山をなぞって数回出し入れするだけでもかなりスムーズに動くようになります。
ということで、鍵がスムーズに動くようになるんであれば、デジスコケーブルにも使えるだろうと思い使ってみたのが始まりです。「鍵穴のクスリ」は自己潤滑性に優れたボロン(窒化ホウ素)の粉末をアルコールで溶解し、細部まで浸透しやすくしたという潤滑剤で、ホームセンターでしたらどこでも売っています。デジスコケーブルがスムーズに動かなくなったら、ぜひ試してみてください。ケーブルからくるブレ対策にもなると思います。