暮れから正月にかけて色んな用事があり、忙しい日々を過ごしていました。まだ鳥撮り出来ていません。先日少し時間があったので、S90でフォーカステストをやってました。これが今年の初デジスコです。(笑)
フォーカステストとは、巷でS90のオートフォーカスの精度に不満をいだいてらっしゃる方が多いようですので、S90のマニュアルフォーカスとオートフォーカスで歩留まりの検証を行ってみました。あにょは基本的にはマニュアルフォーカスで中央部分を拡大表示にしてピント合わせを行っていますが、そんなに歩留まりが悪いと感じたことはありません。
方法は2箇所のポイントを決め、導入、ピント合わせ、4枚連写、これをワンセットにして交互に数回繰り返すというやり方です。時間にして2分間ずつ撮影しました。
■カメラ設定
AFフレーム 「中央」
AFフレームサイズ 「小」
ピント位置拡大 「切」
MF拡大表示 「入」
セーフティMF 「切」
■スピード
結果はオートフォーカスだと48枚、マニュアルフォーカスだと56枚撮影出来ました。連写速度は変わりませんので、導入、ピント合わせまでの時間の差が枚数の違いに現れてきます。マニュアルフォーカスとオートフォーカスでは、導入、ピント合わせに1.25秒の差が有り、マニュアルフォーカスの方が圧倒的に有利だということが分かります。
■精度
導入、ピント合わせが早くてもピント精度が悪くてはどうしようもありませんので、ピント精度についても検証してみました。4枚連写の中から一番いい物を選び、ピントが合格点に達しているかどうかで判断しました。オートフォーカスだと12枚中、合格点に達しているものは6枚、50%の確立でした。マニュアルフォーカスだと14枚中、合格点に達しているものは10枚、71%の確率でした。これはあくまでも固定物をターゲットにしていますし、枝被りなんてのもありませんので、21%の開きですみましたが、自然の野鳥相手ではもっと差が出ると思います。もちろん時間をかけてじっくりピント合わせをやれば、確率はもっと上がりますが、今回はいかに早くピント合わせをおこない歩留まりはどうかということで検証してみました。
■総評
マニュアルフォーカスの方がスピードに関しても精度に関しても良い結果が出ています。これは中央部分が拡大されるのでピントが合わせやすくなってることによるメリットだと思います。