RX100ピント範囲

構図を取るためにメインの被写体を中心以外にずらして撮影することはしょっちゅうなんですが、デジスコで普通に撮って周辺がボケるようなカメラでは注意が必要です。RX100みたいにセンサーとかレンズが大きいとこうなりがちです。
我が家のレースのカーテンで検証しましたのであまり適切な画像ではありませんが、とりあえず検証結果を見てください。まず、中心でAFを合わせた場合は中心は解像度の高い写真になりますが、周辺はボケてます。
20120704-_dsc2758
↑ フォーカス部分のピクセル等倍
次に中心の丸の範囲の中でギリギリのところにあるグリーンの枠のところにフォーカスポイントを移動させて撮ったものです。少しボケはじめてますがまだ使える感じです。
20120704-_dsc2761
↑ フォーカス部分のピクセル等倍
ところが中心の丸の範囲を外れたところにフォーカスポイントを移動させて撮った場合は全くボケた画像になってます。フォーカスポイントを移動させないでカメラを振って構図を取った場合も同じでこちらは更にボケた画像になります。
20120704-_dsc2759
↑ フォーカス部分のピクセル等倍
このことから、中心部分が一番解像度が高いので2020万画素あるRX100では20XWFAみたいな低倍率で撮影してトリミングで構図を取ったほうが良いということになります。飛びものは画面の何処かに入ってればいいということではなく、あくまでも中心で捉えてないとまともな写真にはならないということにもなります。

6件のコメントがあります

  1. あにょさん、こんにちは
    ご無沙汰しておりますm(__)m
    結局のところ、レンズの性能限界なのでしょうね。
    どんなレンズでも周辺部は中央部に比べ暗くなり甘くなります。
    コンデジクラスのレンズに、ロクヨンやヨンニッパ・サンニッパの性能を求めても・・・(^^;)
    結局の所デジスコでは、中央で捉えて後はトリミングによる構図作りが良いということでしょうかね。

  2. あにょさま、いつもブログ拝見しております。
    特に今回のRX100のレポートは本当に食い入るように何度も何度も読み返し、見返しております。新しい画像が掲載されるたびに保存してEXIFデータも見させていただいています。
    なんと云ってもデジスコの最大の醍醐味は一眼では困難な2000mm、3000mmの世界が手中にできることだと思っており、RX100のポテンシャルに期待しているところです。しかし、今回のレポートにもあるように、周辺ボケがW300などに比べても大きいこと、白トビが発生しやすそうなこと、何よりも青色収差が目立つことが大変気になっています。
    されど、ルリビタキの羽毛の解像感や飛びものにも使えそうなことなど、ある程度の欠点を差し引いても、余りある、高いポテンシャルを秘めていそうですね。今後はたーぼさんの北海道レポートも楽しみですし、あにょさんにはもっともっと、作品を等倍で掲載していただきますようよろしく御願いします。

  3. だっくさん、お久しぶりです。
    鳥撮り復帰されたんですね。
    相変わらずコンデジで遊んでます(^_^;)
    デジスコだと中央で捉えて後はトリミング、やはりこれが良さそうですね。
    最初の頃は言われなくても全部日の丸構図だったんですが、
    慣れてくると構図を考えて撮ったりしますから、後でピントがあまいなぁなんて
    思っちゃんですよね。
    またそのうちおじゃまします。

  4. まろんさん、おはようございます。
    いつも見ていただきありがとうございます。
    色収差はスコープが774だということと、レンズの個体差で発生してるものと思われます。
    884には別のセットが繋がってるので今度884で撮ってみます。
    それとレンズの個体差というのは、あにょのRX100はレンズが斜めに繰り出してきます。
    レンズユニットを組み立てる時は電源を入れないで組み立ててると思いますので、
    沈胴状態が、レンズとセンサーは鉛直じゃないかなと思います。
    なので、まず沈胴状態でブラケットとレンズが鉛直状態になるように組み立てています。
    その後電源を入れレンズとブラケットの隙間が均一であればそのままでもいいんですが、
    あにょのRX100は隙間が均一ではありません。そのうちもう一台入手して確認してみますが、
    ここらへんは多分個体差があるんじゃないかなと思います。
    隙間を均一になるように調整すると、センサーと鉛直にならず逆に片ボケが発生して周辺減光も偏ってしまいます。
    少しぐらいの偏りで、レンズが多少動くようだったらガイドを作って強制的に隙間を均一にすることも可能ですが、
    RX100はレンズもあまりガタツキがないのでガイドで強制的に偏りを無くするとレンズエラーになってしまいます。
    色々テストしてみた結果、そのままでも解像度にはあまり影響ないので、特になにもしないで偏ったまま撮影してます。
    ここらへんが色収差につながってるんじゃないんですかね。今は素の状態でアップしてますが、
    色収差補正はPhotoshopでもできますので、あんまりきにしてません。
    今までこのことに触れなかったのは、それが全てだと思われると困るのであえて情報発信してませんでした。
    そんな欠点を差し引いても撮ってて楽しいカメラですよ。

  5. あにょさん、RX100のピント範囲、まったくその通りだと感じています。
    特にTSN-21WDをアダプターを介して774、884に付けた場合は本当に中心部だけが解像といった感じです。
    KOWA版でも紹介していますが、真ん中で撮れと・・(笑)
    私は以前からその撮り方ですので苦にもなりません(笑)
    色収差、少し感じますね~
    W300の時も逆光時は派手に出ていました。
    SONYの特徴かもしれませんね(気になればソフトで消せ・・とか・笑)

  6. ユンソナさん、
    確かに20倍の接眼だと中心付近の解像度はいいんですが、
    ピント範囲も狭いし、周辺の流れも気になります。
    総合的に考えると30倍の方がピント範囲も広がりますし
    周辺の流れも少なくなるので使いやすいかもしれませんね。
    状況に応じて使い分けるのが良いってことですかね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください