シャッターチャンスが次から次へと来るような状況では使えないと思うが、カワセミなどの止まり物をじっくり撮りたい、そんな思いにさせてくれそうなカメラ!!
気になります。(^_^)
■ MTF曲線
カテゴリー: 機材
Cyber-shot DSC-W300
IXY2000is修理
昨日は仕事だったんですが、夕方雪が降りそうだったので公園に寄って見ました。カメラマンは4名と少な目でしたが、超ロングホバもあったとか。期待して待ってたんですが、肝心の雪ホバはちょっと席を離れてる時とかにやってたみたいで、あにょは見ることすら出来ませんでした。帰りしななんとか姿を確認出来トマリモノが撮れましたが雪がらみじゃないのでボウズ同然です。(^_^;)
ほんで今日は仕事なんですが、朝一番に露出が暴れるということで、データーと一緒に修理に出していたIXY2000isが戻ってきてました。
修理票を見ると
■ 故障内容
①露出が不安定
②半押し及びズームによって露出が変わる
その他に「連写中に露出が変わる」というのも付け加えて出しました。
■ 確認内容
お預かりした品につきまして、レンズ部の絞り機構部動作不具合のため、露出が安定しないことを確認いたしました。
■ 処置内容
レンズ部の光学ユニットを部品交換いたしました。
■ 交換部品
[部品] CY1-6730-000 [部品名称] 光学ユニット
光学ユニットは、レンズ、CCD、一体型なのでそっくり新しくなったようです。設定も初期値に戻り、ファイル番号もクリアーされてました。室内テストでは露出の暴れも無く調子良さそうです。
IXY2000のピント合わせ
結局今日は撮影に行かれませんでしたので、IXY2000のピント合わせについて管理人が行ってる方法を書きます。S80に比べてIXY2000は歩留まりがあまりよくありません。普通はスコープでピントをある程度合わせ、カメラのAFでグリーンの合焦マークが出たらレリーズを押す、という方法で撮影すると思いますが、IXY2000の場合はカメラのAFでグリーンの合焦マークが出てもピントが合ってないことが結構あります。どちらかというと前ピンにはずすことが多いです。
スコープで数センチ手前にピントを合わせてもカメラのAFは合焦しますし、逆に数センチ後ろだとほとんど合焦しません。このことはスコープのピントが多少手前だと、カメラのAFで更にピント合わせすることなくそのままグリーンの合焦マークを出すものと思われます。
(目と数字の1・1の辺りがほぼ同位置にあります。また照明を落として条件の悪い中でテストしました。)
■ AFテスト
A : これはスコープで数センチ手前にピントを合わせ、カメラのAFで合焦マークが出るぎりぎりのところ。
(手前の数字の6~7の辺りにスコープでピント合わせ、AFフレームは目の辺り)
カメラの合焦マークはグリーンになるが眼にピントは合っていない。
B : これはスコープで数センチ後ろにピントを合わせ、カメラのAFで合焦マークが出るぎりぎりのところ。
(後ろの数字の1~2の辺りにスコープでピント合わせ、AFフレームは目の辺り)
後ろ側はほとんど余裕がないが、眼にピントは合っている。
■ スコープでピントの再調整
これは A の前ピンの状態でAFが合焦したものを更にスコープ側でピントを追い込んだもの。
(中央の1・1の辺りに再度スコープでピント合わせ、AFフレームは目の辺り)
そのままレリーズを切っても、再度AFで合わせてもジャスピンになる。
■ テレ端でピント合わせ
テレ端にすることでスコープのピント合わせがシビアにできますので、まずテレ端でスコープのピントを合わせます。後はカメラのAFで合焦マークが出ればズーム全域である程度ピントは合っています。
私のIXY2000だとテレ端の手前1ステップ目と2ステップ目(2.5倍、3.1倍)のみが少し甘くなりますが、7.7(ワイド端)~16.3(2.1倍)までとテレ端(3.7倍)は、ほぼピントは合ってます。
28.5(テレ端)
16.3(2.1倍)
11.5(1.5倍)
7.7(ワイド端)
■ ワイド端で合焦しても・・・・
これは A の前ピンの状態でAFが合焦したものをテレ端までズームして写した物ですが、テレ端までズームすると明らかにピントが合ってません。当然カメラのAFも合焦しませんので再度スコープでピント合わせする必要があります。
■ まとめ
1 : 特にワイド側ではカメラのAFが合焦しても再度スコープでのピント合わせを行う。
2 : 動きのない野鳥類はテレ側でスコープのピント合わせを行い、その後構図を決めカメラのAFで撮る。
3 : 動きの早い小鳥類は導入と同時にレリーズ半押しでAFとAEをロック、その後スコープでピント合わせを行う。
4 : 撮影スタイルはまずテレ側で恕アップを撮影し、その後ワイド側で撮影する。(S80でもこのスタイルです)
S80修理
メインで使ってるS80が2台とも撮影中に画像にスジが入る不具合が発生してました。先日キヤノンのサービスセンターにスジの入ったプリントを持ち込み事情を説明すると、今までこんな現象は見た事がない、おまけに2台同時になんてありえない!プリンターのせいじゃないですか?などと言われましたが、メディアに残ってた元ファイルを見せ、カメラの不具合だと分かってもらい、修理してもらうことになりました。
1日で直ってきたんですが、修理伝票を見てみると、「ご指摘の症状につきまして繰り返し検査しましたが、症状は再現しませんでした」、「ご指摘の症状は再現いたしませんでしたが、念のため、想定される制御部を交換しました」とあり、メイン基板ユニットの交換がされてました。
一台はファイル番号も 0 からのスタートになってましたから、レンズユニットとメイン基板の交換。もう一台はファイル番号が 5125 番になってたので、こちらはメイン基板のみの交換のようです。またその他にも想定される部品は交換されてるようです。
もう2年も使っててとっくに保証期限は過ぎてるのですが、いろいろチェックして、何点か部品を交換してるにもかかわらず、特別無償ということで2台とも無料でした。さすがキヤノン!!! 半年前、2台ともレンズユニットを交換してからこの症状が出てたので、そこら辺に何か原因があったのかもしれません。
早速カバーをはずし内部チェック!(笑)
帰ってきたS80の液晶と基板部分
レンズユニット側
IXY2000、露出が暴れる
下の画像を見比べてみてください。決して露出を変えて撮影した訳ではありません。連写中の1枚目と2枚目の画像です。EXIF情報を見てみると「撮影時間」と「連続撮影時の連番」が違うだけで(ファイル番号は当然違います)、他は全て同じです。ところがこんなにも明るさが違います。
IXY2000で撮影してると時々こうなります。TSN-884と28XWDAでの撮影ですから、他の組み合わせを試してませんので何でこうなるのか分かりません。分かってることはF8に絞り込まれた時に時たまこの現象が発生しています。最初はスコープに繋いでるからだと思いましたが、単体でも発生します。今のところ解決方法としてAEロックを使いF8に絞り込まれないようにして撮影してます。
AEL(露出固定)撮影
今日の午前中は青空の綺麗な日でした。でも風も強い日でした。(^_^;)
青空の中のカワセミブルー、やっぱり存在感あります。
IXY2000はこんな状況だと間違いなくF8ぐらいまで絞り込まれてしまい、シャッタースピードが遅くなります。今日はAEL(露出固定)機能を使い、あらかじめ1/500秒、F2.8とか1/640、F2.8にAEロックして撮ってました。いままでは空抜けの場合はプラス補正しなければならなかったのですが、AEロックして通常撮影のマイナス補正のままスコープを振ったところ、なぜか被写体も暗くならず撮影できました。なかなかこの機能はトビモノ撮影をする者にはありがたいです。
TSN-884+28XWDA
自作BR+IXY2000
究具01+Neo Carmagne 740
マニュアルモード
露出時間(秒)=1/500
F値=2.8
ISO感度=80
露出補正量(EV)=-1.00
測光方式=中央重点
光源=太陽光
焦点距離=7.70 mm
合成焦点距離=1188 mm
撮影距離=20 m
シャープネス設定、マイナス2のメリット
1200万画素のIXY2000は今まで使ってたS80に比べると、鳥の羽のような細い線が太く処理される傾向にあります。そこで、シャープネス設定をマイナス2にして撮影して、後でPhotoShopで被写体のみにシャープネスをかけるという方法を試してみてます。これがなかなか良い感じなんです。
この撮影方法にはもっとたくさんのメリットがあるような気がしてます。今後、検証していきますが、あにょがメリットと感じたところを今日は書きます。
画像は昨日アップした日曜日撮影の別カットの物です。この日は風が強くてブレに悩まされましたが、条件がよければもっといい結果がでてたと思います。
■ シャープネス設定、マイナス2のメリットその1 低ノイズ
TSN-884+28XWDA
自作BR+IXY2000
究具01+Neo Carmagne 740
マニュアルモード
露出時間(秒)=1/6
F値=4.0
ISO感度=80
露出補正量(EV)=-1.33
測光方式=中央重点
光源=AWB
焦点距離=16.29 mm
合成焦点距離=2513 mm
撮影距離=12 m
まず第一にノイズが少ないです。等倍にしてみるとよく分かりますが、アップした画像からもノイズが少ないのが分かると思います。試してませんが、このことは今まではISO感度を上げて撮影するには少し無理があったのですが、シャープネス設定をマイナス2にすることでISO感度をいくらか上げてもノイズを抑えて撮影することが可能になり、シャッター速度が稼げるので、暗い時のトビモノ撮影も可能になるのではと期待してます。
■ シャープネス設定、マイナス2のメリットその2 ボケが綺麗
TSN-884+28XWDA
自作BR+IXY2000
究具01+Neo Carmagne 740
マニュアルモード
露出時間(秒)=1/400
F値=2.8
ISO感度=80
露出補正量(EV)=-1.33
測光方式=中央重点
光源=AWB
焦点距離=7.70 mm
合成焦点距離=1188 mm
撮影距離=12 m
次にボケ味がけっこういい感じです。
TSN-884は歩留まりはあんまり良くないのですが、ボケ味が他のスコープより綺麗なので使ってきました。ところが、シャープネス設定、マイナス2にするとさらにいい感じのボケ方をします。これは、ノイズが少ないことやエッジが強調されないことなどの効果ではないかと思います。
■ シャープネス設定、マイナス2のメリットその3 低圧縮率による高画質
TSN-884+28XWDA
自作BR+IXY2000
究具01+Neo Carmagne 740
マニュアルモード
露出時間(秒)=1/400
F値=3.5
ISO感度=80
露出補正量(EV)=-1.33
測光方式=中央重点
光源=AWB
焦点距離=11.45 mm
合成焦点距離=1767 mm
撮影距離=12 m
JPEGというフォーマットは、不可逆圧縮を利用して高い圧縮率で目で見てあまり劣化を感じさせないように保存されますが、ごちゃごちゃした背景の画像でも、すっきりした背景の画像でも同じようなファイルサイズで保存されます。本来なら、かなり違って当然のファイルサイズが同じようになるということは、ごちゃごちゃした背景の画像ほどファイルサイズを同じにする為に、高い圧縮率=低画質で保存されているということです。逆に背景が抜けた低ノイズのすっきりした画像ほど低い圧縮率=高画質で保存されてるということになります。シャープネス設定をマイナス2で撮影するほうがノイズが少ないことやエッジの強調が低いことなどの効果で、シャープネス設定を(標準)で撮影するよりも、より低い圧縮率=高画質で保存されるのではないかと思います。
■ シャープネス設定、マイナス2のメリットその4 白飛び、黒潰れが少ない
シャープネス設定、マイナス2のほうが標準で撮るより白飛び、黒潰れが少ないヒストグラムをなっています。大げさかもしれませんが、シャープネスをマイナス2に設定するだけでノイズ、白飛び、黒潰れが結構改善されるような気がします。
■ 結論!! 1200万画素機はシャープネス設定、マイナス2で撮る!!
どうもカメラ内部のシャープネス処理が元の画像をダメにしているのではないかというのがあにょの正直な感想です。今まで書いたメリットは私が感じたままを書きましたが、色々撮り比べてみて実際どうなのか、本当にそうなのか、今後検証していきたいと思います。
シャープネスをマイナス側に振って撮影
先週も鳥撮りに行かれなかったので、今週は何とかフィールドに出ようと思ってたんですが、相変わらず用事があり、午前中は行かれませんでした。何とか早めに用事を済ませて昼から行きましたが、フィールドに着いたのは2時30頃でした。
今日はIXY2000でのテストを兼ねた撮影です。というのも、1200万画素のIXY2000は羽のような細い線が今までのS80より太くなる傾向にあったので、イマイチ使うのをためらってました。ところがでじすこやの近店長のIXY2000のレポートにシャープネスをマイナス側に振って撮影し、PCでシャープネスをかけるといいというような記事を目にしたからです。この写真はシャープネスを-2に設定して撮影し、PhotoShopでスマートシャープをかけました。あんまりスマートシャープをかけすぎると自然な感じじゃなくなるので少しだけかけましたが、なかなかいい感じです。(^o^)
TSN-884+28XWDA
自作BR+IXY2000
究具01+Neo Carmagne 740
マニュアルモード
露出時間(秒)=1/6
F値=4.0
ISO感度=80
露出補正量(EV)=-1.33
測光方式=中央重点
光源=AWB
焦点距離=16.29 mm
合成焦点距離=2513 mm
撮影距離=12 m
エラー
昨日はフィールドに着くなりS80の調子がよくありません。
下のようなノイズが出て困ってしまいました。何回か電源を入れなおしたら治ったんですが、
メディアエラーなのかカメラ内部で起きてるエラーなのか分かりません。
ちなみにメディアはSanDiskのExtremeⅢ2.0GBです。
気を取り直して、秋の朝日をあびて気持ちよさそうなカワセミ。
10時には用事があったので撤収でした。
TSN-884+28XWDA
自作BR+S80
究具01+Neo Carmagne 740
絞り優先(Av)
露出時間(秒)=1/320
F値=3.2
ISO感度=50
露出補正量(EV)=0.00
測光方式=中央重点
光源=太陽光
焦点距離=7.27 mm
合成焦点距離=1159 mm
撮影距離=25 m