TSN-774の延長フード

TSN-774の純正のフードだと35mmぐらいしか伸びてこないので、ちょっと物足りないです。そこで、フードを自作することにしました。まずフードになる材料ですが、近くのダイエーに売っていた、「フレンチ・ツイストパック」という商品が、ちょうど大きさもいいようでしたので買ってきました。キャップの根元のところから100mmになるように両端をカットしました。

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次に純正のフードのゴムカバーの部分をはずします。
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仮にはめてみたところです。自作のフードはテーパーになってるので、いったん差し込んでから、純正のフードの先端にテープを張って抜けないようにしてあります。
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自作フードの内側と外側に黒のカッティングシートを張り、セットしたところと、次が収納したところです。結果的75mmの延長になり、純正フードとあわせてトータル110mmのフードになりました。最終的に純正フードにも黒のカッティングシートを張りました。その上から抜け落ち防止のためのテープもビニールテープだと使ってるうちに糊でベトベトになりそうなので15mm幅の黒のカッティングシートを3枚重ねて張りました。純正フードはテーパーになってるところがあるのでカッティングシートを張るのにドライヤーで暖めながらやりましたが結構苦労しました。
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TSN-774導入

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写真はTSN-774付属のアクセサリーリングをはずしTSN-VA2-CRNKAを取り付けた状態です。
これでニコン用アイピース全て取り付け可能です
気になってたコーワの新スコープ、TSN-884とTSN-774をKYOEIさんで実際触らせてもらい、手持ちの接眼28XWDA+S80でテストさせてもらいました。現在ED82を使ってるので、さらに明るいレンズのTSN-884がいいかなと思ったのですが、自分の撮影スタイルであるトマリモノ、トビモノ両方の視点から見るとTSN-774の方が使いやすいんじゃないかなと感じました。
確かに遠くの野鳥を観察する、またはトマリモノしか撮らないという方にはTSN-884のほうがいいと思いますが、私の場合、観察ではなく撮影がほとんどで、その撮影も遠くの野鳥ではなく、せいぜい20m~30m以内の距離ですし、たまにそのままの状態でトビモノも撮りたいというスタイルなので、歩留まり、ピントの合わせやすさ等を考えると、TSN-774の方が合ってるような気がします。
ということで、お財布的にもかなりリーズナブルなのでTSN-774にしました。将来的にTSN-884もほしくなるような気がしますが(^_^;)・・・・。接眼については、コーワの接眼もかなり魅力的なのですが、TSN-VA2-CRNKAを使えばED82で使ってた接眼がそのまま利用できそうなので、とりあえず手持ちの接眼で色々テストしてみて、それからにしたいと思います。
それから、TSN-VA2-CRNKAを使うことで最短合焦距離が5mから約4.4mに短くなり、近寄りすぎて野鳥にストレスを与えてはいけませんが、向こうから寄って来る分には、この60cmの差は怒アップ派としてはかなりうれしいです。また、今まではNKAを使うと100m以上の無限遠だとピントが合わなかったようですが、TSN-774では28XWDA+S80でテストした結果、300mぐらいでもピントは合いました。かなり遠いときの証拠写真も撮れそうです。
来年一年間ED82がメインの座を守るのか、はたまたTSN-774がメインになるのか、年末にかけて撮り比べてみます。晴れてメインに輝いた機種をたーぼ♪さんのジンバルにセットする予定です。

気になる物・・・・

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画像は日本野鳥の会からお借りしました。
右が一人用の「ワンタッチ迷彩ブラインド」、左が2人用の「野鳥観察クイックブラインド」
一人用の「ワンタッチ迷彩ブラインド」は持ってるのですが、もう少し広めのものは無いかなとネットで探してたら、日本野鳥の会から同時に2人でイスに座って観察できる広さが確保されてる「野鳥観察クイックブラインド」という商品が発売されるようですね。今、予約すると2007年1月中旬頃には届くそうです。価格は¥26,250- 
これなかなか良さそう♪  詳しくはこちら>>
今日発売のこちらは、更に気になります・・・・・実売¥21,0000-・・・(^_^;)
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画像はkowa-prominar webサイトからお借りしました。

S80撮影手順

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ED82+28XWDA+S80 ISO50 SS1/20 F8.0 EV-0.33 焦点距離20.7mm(3500mm)

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20061119-4517~.jpg
ED82+28XWDA+S80 ISO50 SS1/20 F3.2 EV-0.33 焦点距離7.27mm(1229mm)
私はS80を使い始めてから今年の暮れで1年になりますので、撮影手順はほとんど決まってきています。上の両方の写真は同じような明るさですが焦点距離は別として絞りが違います。絞りがなぜ違うのかというと、被写界深度の調整をしてるのではありません。絞りで露出の調整をしてるのです。S80は半押しで露出が暴れますので、これを克服するのがS80を使いこなすキーポイントだと思います。以下が私が行ってる撮影手順です。

  1. 絞り優先(Av)にして絞りを開放に設定
  2. ワイド側で鳥が来る様な枝を見つけてその枝にピントを合わせる
  3. 露出補正ボタンを押してモニターのヒストグラムを見ながら
    ヒストグラムの山が少し左側(アンダー)になるように露出補正量を決める
  4. 露出補正が済んだら露出補正ボタンを再度押して絞り調整が出来る様にする
  5. シャッターボタンを半押してみてヒストグラムの変化をチェックする
  6. ヒストグラムが変化しなければ開放のままでもいいが、変化するようなら、絞り込んでいき、
    シャッターボタンを半押してヒストグラムが変化しないように絞りを決める
  7. 以上で露出補正量と絞りが決まるのでこれを基本とし、後は状況に応じて絞りを変えることにより明るさの微調整をする
  8. 空抜けなどの場合は絞りだけでは調整しきれないので露出補正ボタンを押してプラス側に露出補正します

※事前にISO50、連写モード、測光方式は中央部重点平均、ホワイトバランスは太陽光にそれぞれ設定しておきます。
この手順の撮影で後で明るさなど調整することはほぼなくなり、自分の思ったとおりの露出で撮影できるようになってきました。

サムネイルエラー

20061003-IMG_2958
ED82+28XWDA+BR-S80改+S80
絞り優先(Av)
露出時間(秒)=1/3
F値=5.3
ISO感度=50
露出補正量(EV)=-0.67
測光方式=中央重点
光源=太陽光
焦点距離=20.70 mm
合成焦点距離=3500mm
撮影距離=14m
昨日、メインサーバーをハードウエアRAIDにしたので、最初からFC5をインストールしなおし、データー等をリストアした後、画像をアップロードしたら、画像のサムネイルが作成されなくなりました。(昨日の画像は埋め込み画像です)
今まではサムネイルは作成されてたのでおかしいと思い少し調べてみました。たんなる php-gd をインストールした後 httpd を再起動させてなかっただけでした。(^_^;)
# yum -y install php-gd ← php-gd のインストール
# service httpd restart ← httpd の再起動

デジスコシステム

20060824-IMG_1664~
今日は私が超望遠撮影に使ってるデジスコシステムを紹介します。
スコープ:Nikon ED82
アイピース:Nikon 60/75XWDS(改)
(クリアランスを-1.2mmにする為にS80の鏡筒が中にもぐるようにレンズ止金具を加工)
ブラケット:Digisco.com BR-S80(改)
(60/75XWDSのクリアランスを-1.2mmにする為にフェース面を加工)
カメラ:Canon PowerShot S80
(ケラレが四隅均等ではなかったのでレンズユニットを交換)
ルーペ付液晶フード:Digisco.com HD-2027
レリーズ:Digisco.com デジスコケーブル455US(改)
(取付部分の補強と滑らかな曲線になるように熱伸縮チューブで補強)
照準器:Digisco.com DOS-FSB1 BASE+KYOEI BIRD マルチドット・高輝度照準器(改)
(マルチドット・高輝度照準器の取付ベースをはずして軽量化)
雲台:GITZO ビデオカメラ用雲台 G2380
バランスプレート:Digisco.com ニコン用バランスプレート
ヒップサポート:自作
三脚:Velbon Neo Carmagne 740
(エレベーターは締め付けないで使用)

超望遠での撮影方法

20060823-IMG_0497
ED82+60/75XWDS改+自作BR+S80
絞り優先(Av)
露出時間(秒)=1/5
F値=5.3
ISO感度=50
露出補正量(EV)=-1.67
測光方式=中央重点
光源=太陽光
焦点距離=20.70 mm
合成焦点距離=7500 mm
撮影距離=17 m
このヤマセミは60/75XWDSのテレ端での撮影です。
超望遠での撮影でいつも注意していることを少しあげてみました。
■ 光軸合わせとクリアランス調整
・カメラとブラケットの組立はスコープと光軸がきちんと合うように組立する
(カメラのレンズとCCDがずれてる場合があり、ケラレが四隅均等でない場合があるが、無理やりケラレを四隅均等になるように調整すると逆効果である。そのままでもあまり画質には影響ないので、光軸を合わす事に専念する)
・精度の高いカプラーを使用する
・最適なクリアランスになるように調整 (ちなみに私の60/75XWDSとS80は-1.2mmのクリアランスです)
■ 機材ブレ
・剛性の高い三脚、雲台を使用する
・三脚を低くして椅子に座って撮影
・エレベーターは締付けない
・レリーズは滑らかなものを使用する
・機材から手を離してレリーズを押す
・レリーズは半押し状態から一呼吸おいてからそっと押す
■ 天候と距離
・順光(太陽を背中に)で写す。
・風の無い日を選ぶ
・風が多少ある場合は風除けになる木陰などに機材をセット、あるいはブラインドを使用
・曇りの日か晴天の日陰で撮影(あまり天気がいいと空気の揺らぎがある)
・出来るだけ近距離で撮影(遠ければ遠いほどブレ幅が大きくなる)
・夏場は25m以内、冬場は35m以内で撮影(羽の1本1本を鮮明に写すには10m以内)
■ 撮影
・適正露出での撮影(ヒストグラムを見ながら露出補正する)
・ズームすると周辺減光が発生する位置があるが周辺減光の発生しないズーム位置で撮影
・AFで合焦する場合は鳥の目にピントを合わせ半押ししてAFを作動させ、ピントリングで微調整
・AFで合焦しにくいときはマニュアル撮影に切り替える(高倍率だと暗くなりAFで合焦しにくくなる)

アイピース別合成焦点距離

20060819-ED82+S80.gif
上の表はNikonED82+S80に各アイピースを接続したときの合成焦点距離と合成F値です。
私は6本共所有しておりますが、フィルドによって使い分けています。
・ワイド側はS80のワンステップ目で書いてます。
・合成F値がデジカメのF値を超える場合はデジカメのF値を記入してあります
メイン:28XWDAと60/75XWDSのセット ほとんどの場所で対応できます。(最近はほとんどこれです。)
サ ブ:20XWFAと40/50XWDSのセット 野鳥までの距離が結構近いフィルドのときの組み合わせです。
ED3でトビモノ用:24/30XWDSか30XWFA ED3で手持ちでトビモノを撮るとき。野鳥の大きさ、距離で使い分けてます。
なぜメインが28XWDAと60/75XWDSのセットなのか、グラフにしてみるとその理由が分かっていただけると思います。この2本で1229mmから7500mmまでカバーできるからです。だからこの2本が好きなんですね。(^^♪

野鳥までの距離は?

今日は私が使ってるレーザー距離計を紹介します。
野鳥までの距離がどれぐらいあるのか、皆さんは正確に分かりますか?被写体まで15mぐらいかなと思っても実際測ってみると12mしかなかったり、逆に18mあったり、はっきり言って人間の目なんて距離に関しては結構いい加減なものです。
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ちょっと派手目のこのレーザー距離計は私が仕事で使ってる『 ライカ レーザー距離計 ディストA3 』という製品です。室内の吹き抜けの天井高測定など、なかなか手の届かないところを一人で簡単に測ることが出来るコンパクトサイズで使いやすい優れものなんです。「測定」ボタンを押すと、赤色のレーザーポイントが投射され、そのレーザーポイントを測りたいところにあわせて、再度ボタンを押すとディスプレイに距離が数値で現れます。しかも測定制度は±3mmですのでかなり正確です。おまけにバックライト付液晶ディスプレイ、水平気泡管付、面積・容積も指一本のキー操作で簡単に計算できます。
野鳥撮影には面積・容積計算は必要ありませんし、実際に野鳥に向かってレーザー光を投射することも当然出来ませんが、撮影の後、このレーザー距離計を使って野鳥までの距離が実際どれぐらいあったのか知ることが出来ます。測定範囲は0.05mから100mまでですので、デジスコで使うにはほとんどカバーできます。
■ レーザー距離計の仕様は以下のとおりです
形 名: DISTO-A3 ライカディストA3
測定精度: 標準±3mm
測定範囲: 0.05mから100m
レーザー波長: 635nm
光出力: 1mw以下
レーザー安全基準: クラス2
レーザードットの径: 10mで6mm,50mで30mm,100mで60mm
使用温度: -10℃~50℃
防塵防水性能: IP54
電 源: 単4形アルカリ乾電池2本
寸法: 135×45×31mm
重量: 145g(電池含)

マルチドット軽量化

昨日も今日も仕事で撮影無しでした(^_^;)
そこで、先日S80のレンズユニットの交換に行った際、KYOEI-BIRDオリジナル商品の【マルチドット・高輝度照準器】を買ってあったので、まだ一回も使ってませんが、軽量化することにしました。
● 使用目的・使用状況により、4種類のドットパターンが選べる。
● ダイヤルによってドットサイトの明るさを6段階に調整可能。
● 周りの明るさに応じて自動的にドットサイトの明るさを調節できるオートモードも搭載している。
という物なんですが、pin-point照準器と違うのはオートモードぐらいだと思います。たーぼ♪さんのブログが発端で数名の方がpin-point照準器の軽量化を行ってらっしゃいますが、大矢さん式がS80の液晶フードの位置と【マルチドット・高輝度照準器】の高さがちょうど合いそうなので、大矢さん式で行いました。
まずは新品の状態(この状態で104g) ベース部と水平・垂直微調整機構は必要ないので取り除くことにします。
20060807-IMG_1543.jpg
次にばらした状態(外した部品の重さは52gでした)
20060807-multidot01.jpg
エツミの「止ネジ」のネジ部分を切断、重心位置を見ながら本体に止ネジを接着、配線部分にもエポキシを充填
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BR-S80に組み付けた状態。両眼視で使う場合の高さ関係もちょうどいいようです。本体だけだと(57g)
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DOS-FSB1が(140g)、DOS-FSB BASEにマルチドットをつけた状態だと(125g) DOS-FSB1よりも(15g)軽量です。
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おまけ、レリーズに、長さの違う黒い熱収縮チューブを、二重に被せて強化しました。
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