ISO感度別

まだまだ最終設定は模索中ですが、V1のカメラ内ノイズ低減処理はかなり使えるような感じです。今まではカメラ内の高感度ノイズ低減はOFFにしてPhotoshopでノイズ処理してましたが、V1はカメラ内の高感度ノイズ低減をONにして撮ったほうがどうも使い勝手はよさそうな気がします。多少のディティール損失はあると思いますが、ISO800とか下手したらISO1600でも使えます。シャープネスも今まではマイナスにして撮ってソフトでシャープネス処理するといった方法をとってましたが、結果はほとんど同じなので敢えてめんどくさいことをしなくてもいいかなと思います。結論づけるのはもう少し検証してからにしますが、とりあえず高感度ノイズ低減をONにして撮った画像を見てください。
ISO100
20111102-iso100
ISO200
20111102-iso200
ISO400
20111102-iso400
ISO800
20111102-iso800
ISO1600
20111102-iso1600
ISO3200
20111102-iso3200
Web用にリサイズした画像だと、横に並べてみたり、EXIFを見ると分かりますが、一枚一枚開いたんでは、ISO100かISO800かはあまり区別つきません。撮影した被写体がノイズがあまり出にくい条件だったのかもしれません。肝心の野鳥を撮影したら違いがはっきり出るかもしれませんが、これを見るかぎりではかなりいい感じでノイズ処理してると思います。わざわざPhotoshopとかでノイズ処理する必要はないですね。さすがにISO3200は色も変わりますしディティール損失も有ります。でも、ISO3200も証拠レベルの撮影はできそうです。
今度カワセミさんにモデルになってもう一度ISO感度別に撮り比べてみます。

V1 RAW現像

今までは全てJPEGでしたが、RAW現像してみました。
ISO感度は状況により変更しますが、今後は下記設定で撮っていこうと思います。
機材=TSN-884 VA3 30-110mm V1
露出モード=絞り優先オート
画質モード=RAW+FINE
画像サイズ=L(3872×2592)
連写設定=連写
シャッター=エレクトロニック (飛びものはメカニカル)
測光モード=中央部重点測光 (状況によりスポット測光)
ホワイトバランス=AUTO オートもしくは晴天
ISO感度設定=100 (飛びものはISO400)
Picture Control=SD スタンダード (シャープ=0) ※ソフトでシャープネス処理
色空間=Adobe RGB
アクティブD-ライティング=ON (現像時に調整)
長秒時ノイズ低減=OFF
高感度ノイズ低減=ON
手ブレ補正=OFF
AFエリアモード=シングルポイント
フォーカスモード=AF-S (飛びものはAF-C)
1/20秒 F4.0 -0.3ev 30mm(1134mm)
20111217-30mm
1/13秒 F4.0 -0.3ev 38.5mm(1455mm)
20111217-38_5mm
1/6秒 F4.5 -0.3ev 59.4mm(2245mm)
20111217-59_4mm
1/2.5秒 F5.0 -0.3ev 80.1mm(3028mm)
20111217-80_1mm
1/1.3秒 F5.6 -0.3ev 110mm(4158mm)
20111217-110mm

V1 トビモノ

今日は天気も良かったので、トビモノを狙ってみました。ISOを100-400のオートにしてみて撮ったんですが、カメラはISO100、SSは1/400秒になってました。トビモノ狙いの時はISOオートではなくISO200ぐらいにしてSSを稼いだほうがよさそうです。それからAF-Cで撮ってたんですが、慣れないこともありあまり上手く行きませんでした。今までと同じようにAF-Sにしてマニュアルで追いかけたほうが効率はよさそうです。あとトビモノの時はメカニカルシャッターのほうが、なんか画像がシャキッとするような気がします。
20111029-dsc_1038
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/400s F3.8 ISO100 -0.00ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
V1は多少書き込みの時間があるので、飛び出しの時にシャッター切って、飛び込みの時にもう一回AFを合わせて撮るということは出来ません。飛び出しか、水絡みから戻りかどちらかに決めて撮らないとダメですね。
20111029-dsc_1014
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/640s F3.8 ISO100 -0.00ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
それから、昨日ワイド端は画質が落ちると書きましたが、今日撮って見て分かったんですがワイド端も十分使えます。昨日のテストのはピントが甘かったのかもしれません。これはワイド端です。
20111029-dsc_0998
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/500s F3.8 ISO100 -0.00ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
これは 2328mm での撮影です。ワイド端1134mm~3000mmぐらいまでは使えます。ズームしてもクリアランス調整なしで使えるのがいいですね。
20111029-dsc_1259
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/125s F4.5 ISO100 -0.00ev 61.6mm(2328mm) 絞り優先 WBオート

テストチャート

VA3に30-110mmと、10-30mmを繋いでテストチャートを撮影してみました。40mm(1500mm)~60mm(2300mm)あたりが解像度はよさそうです。80mm(3000mm)も若干解像度は落ちますが使える範囲だと思います。ワイド端とテレ端は解像度は落ちるようですから中間域を使ったほうが良さそうですね。
アクティブD-ライティング=OFF
長秒時ノイズ低減=OFF
高感度ノイズ低減=ON
が良さそうです。
■VA3+30-110mm(1134~4158mm)
20111029-30110_30
VA3 30-110mm V1 1/30s F4 ISO100 0.0ev 30mm(1134mm)
20111029-30110_39_8
VA3 30-110mm V1 1/30s F4 ISO100 0.0ev 39.8mm(1504mm)
20111029-30110_59_4
VA3 30-110mm V1 1/8s F4.5 ISO100 0.0ev 59.4mm(2245mm)
20111029-30110_80_1
VA3 30-110mm V1 1/5s F5 ISO100 0.0ev 80.1mm(3028mm)
20111029-30110_110
VA3 30-110mm V1 1/3s F5.6 ISO100 0.0ev 110mm(4158mm)
■VA3+10-30mm(800~1100mm)
20111029-1030_21_9
VA3 10-30mm V1 1/20s F6.3 ISO100 0.0ev 21.9mm(829mm)
20111029-1030_30
VA3 10-30mm V1 1/30s F5.6 ISO100 0.0ev 30mm(1134mm)

アクセス障害2日目

昨日は繋がってたので大丈夫だと思ったんですが、なんとなくルーターのファームウェアが古かったので障害になったのかなと思い、やめとけばいいのにファームウェアの更新をしてしまいました。案の定繋がらなくなりました(^_^;) 正常に動いてるのにやってはいけないですね、ファームウェアのバージョンアップは・・・
NTTのルーターが悪いのか、バッファローの無線が悪いのか、DDNSが悪いのか、あにょの設定が悪いのか、なかなか切り分けが出来ませんでした。DDNSは「yokensaka.com」は「27.114.116.141」ですよ~と、ちゃんと名前解決してくれてるようなので、NTTのルーター、バッファローの無線、どちらかが悪いのだろうと思い、一つずつ工場出荷状態に戻し設定しなおしました。
しかし、それでも繋がりません。じゃぁ、機器の故障だろうと思い、NTTに電話してリモートアクセスしてもらい見てもらったんですが、特に問題なさそうということで解決しませんでした。ところが、半分諦めかけて、コーヒを飲み、時間をおいて接続してみたら繋がるではありませんか。どうも、何かの拍子でDDNSが名前解決できなくなり、その間違った情報がメモリーに残ったままになっててアクセスできなくなったということだと思います。そして時間をおいたら、古い情報が新しい情報に書き換えられて繋がるようになったのだと思います。
ということで、今回の原因は、無線を新しくした時に、DDNSの古い情報がどこかのメモリーに残ったままになり、名前解決出来なかった。それでIPアドレス「27.114.116.141」からはアクセスできるが「yokensaka.com」ではアクセスできなくなった。機器の故障、あにょの設定に問題はなく、メモリーのせいだったとということに落ち着きました。たぶん・・・
この2日間、夜な夜なカメラテストをやり週末に備えようと思ったんですが、2日間潰れました。やれやれです。

アクセス障害

昨日の夜から自宅のサーバーにアクセス出来ない状態が続いておりました。アクセスして頂いた方にはご迷惑をおかけして申し訳有りませんでした。自宅内ではちゃんと見れてたので、外部からアクセスできないことに気が付かず、今朝、会社に行ってアクセス出来ないことに気づきました。原因は昨日の夜、無線LANの親機を新しくしたので、その時のセッティングが悪く、ポート開放に失敗してサーバーの手前で外部からのアクセスを遮断してたようです。モデム、ルーター等見なおしたので大丈夫かと思いますが、久々にはまりました。

白と赤

先日の夕方薄暗くなってからの撮影でしたが、V1の電子シャッターのお陰でISO200、1/4sでもブレないで写せました。なかなか条件のいい時に写せなくて参考になる作例アップできませんが、とりあえず撮ったものをアップします。
20111025-dsc_0867
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/4s F3.8 ISO200 -0.33ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート

Nikon 1 V1 DigiscoSystem

あにょの TSN-VA3 と Nikon 1 V1+30-110mm を使ったデジスコシステムです。現在接続するためのパーツは販売されてませんので自作しか有りません。レンズ改造などリスクを伴いますのであまりおすすめではありませんが、何らかの方法でVA3と接続したいとお考えの方は参考にしてください。しかし、あにょは大丈夫だと思っておりますが、強度不足によるカメラ落下等の危険性もありますので注意してください。
20111023-nikon_1_v1-30-110mm_digiscosystem
こちらは、ニコン系のアイピースに Nikon 1 V1+10-30mm を使ったデジスコシステムです。こちらもレンズ改造によるリスク及び強度不足によるカメラ落下等の危険性もありますので、参考にされる方は十分気をつけてください。後日カメラとカプラーを繋ぐパーツを追加しようと思ってます。 Nikon 1 J1+10-30mm についてはデジスコドットコムさんで商品化されますが、 Nikon 1 V1+10-30mm についてはデジスコドットコムさんのパーツを数点変えれば使えるのではないかと思います。
20111023-nikon_1_v1_10-30mm_digiscosystem

V1 作例

今日は雨が降ってたんですが、メイン機材にしようと思ってるTSN-884、VA3、30-110mm(1134~4158mm)、V1のセッティングにして試し撮り行って来ました。全てRAW+JPEGで撮りましたがJPEGの方をリサイズしてアップします。
VA3に30-110mmのテレ端で焦点距離4158mmです。
20111022-dsc_0089
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/5s F6.3 ISO100 -0.33ev 110mm(4158mm) 絞り優先露出 WBオート
20111022-dsc_0528
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/4s F5.6 ISO100 -0.33ev 110mm(4158mm) 絞り優先露出 WBオート
こちらはVA3に30-110mmのワイド端で焦点距離は1134mmです。
20111022-dsc_0768
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/30s F8.0 ISO100 -0.33ev 30mm(1134mm) 絞り優先露出 WBオート
20111022-dsc_0788
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/13s F3.8 ISO100 -0.33ev 30mm(1134mm) 絞り優先露出 WBオート
山歩き等の機材はジンバル雲台、TSN-774、30XWFA、10-30mm(1643~2916mm)、V1の軽量システムにしようと思ってますので、こちらも試し撮りしてきました。
30XWFAに10-30mmのテレ端、焦点距離2916mmです。
20111023-dsc_0689
TSN-774+30XWFA+10-30mm+V1 1/20s F5.6 ISO100 -0.33ev 30mm(2916mm) 絞り優先露出 WBオート
使ってみた感想ですが、雨も降ってて条件も悪かったんですが、羽の一本一本までめちゃくちゃ解像するかというとそうでもありません。その部分で言うとNEXよりは上、S95よりは下って感じです。使いやすさで言うと慣れもあるんですがNEXより下、S95より上って感じです。V1は設定変更する時は一旦メニューに入らなければならない項目が多いのでちょっと使いづらい面もありますが、撮影の成功率(歩留まり)と、焦点距離、AF、連射、画質などの総合力で言うと色んな条件でも活躍してくれそうなV1が一歩リードって感じです。

Nikon 1 V1 相性テスト

あにょの持ってるアイピースで色々試して見ました。
まず使える範囲の報告です。
■ TSN-884+各種アイピース+1 NIKKOR VR 10-30mm+V1

アイピース カメラ焦点距離 35mm換算焦点距離 倍率
20XWFA(24倍) 14.5~30mm (940~1944mm) 2.07倍
24/30XWDS(29倍) 16.3~30mm (1276~2349mm) 1.84倍
28XWDA(33倍) 19.6~30mm (1746~2673mm) 1.53倍
30XWFA(36倍) 16.9~30mm (1643~2916mm) 1.77倍
40/50XWDS(48倍) 21.1~30mm (2735~3888mm) 1.42倍
60/75XWDS(71倍) 22.7~30mm (4352~5751mm) 1.32倍

ニコン系のアイピースだとワイド側はどのアイピースでもケラれますが、20XWFAが比較的広範囲で使えます。焦点距離、倍率、画質を考えると20XWFAと30XWFAが良さそうですね。
TSN-884+20XWFA+1 NIKKOR VR 10-30mm+V1 露出アンダーになっちゃいましたが補正なしのJPEG原画です
20111022-20xwfa_10-30mm
TSN-884+30XWFA+1 NIKKOR VR 10-30mm+V1 JPEG原画
20111022-dsc_0532
■ TSN-884+TSN-VA3+1 NIKKOR VR 10-30mm+V1

アイピース カメラ焦点距離 35mm換算焦点距離 倍率
TSN-VA3(14倍) 21.9~30mm (828~1134mm) 1.37倍

この組み合わせは焦点距離が短いのでカワセミのトビモノ用として使えそうです。
ザハトラーFSB6にしてメカニカルシャッターで撮りましたが、1/3 秒でもほとんどブレはないですね。
TSN-884+TSN-VA3+1 NIKKOR VR 10-30mm+V1 JPEG原画
20111022-va3_10-30mm
■ TSN-884+TSN-VA3+1 NIKKOR VR 30-110mm+V1

アイピース カメラ焦点距離 35mm換算焦点距離 倍率
TSN-VA3(14倍) 30~110mm (1134~4158mm) 3.67倍

この組み合わせは少し重くなりますがトビモノからドアップまでオールマイティーに使えそうです。
TSN-884+TSN-VA3+1 NIKKOR VR 10-30mm+V1 JPEG原画
20111022-dsc_0570

20111022-dsc_0087
とにかくサクサク動くので気持ちいいです。画質については、まだまだ検証しなければなりませんが、特に問題無さそうです。操作系も慣れれば問題ないと思います。ちょっと気になる点はテスト撮影が室内の比較的暗いところだったからなのか液晶画面と撮った後の画像に違いがでます。ヒストグラムが表示されれば対処方法もあると思いますが、撮影時にヒストグラムを表示させることができないので適正露出で撮るための工夫が必要になるでしょうね。日中天気のいい時はそうでもないのかもしれませんが・・・