新しい機材が出たらいつもお山に行って機材テストしてきましたので、今回も行って来ました。ところが誰もいません。すでにシーズンは終わったようで小鳥は殆ど来ないとのこと。2度ほどホシガラスが来てくれたので、なんとか比較できるような撮影を済ませ、ボリュームのあるうどんを食べて帰ってきました。
Capture NX 2で現像、PhotoshopCS5でノイズ処理とシャープネス処理。
1500×1000でリサイズしてます。
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/125s F4.0 ISO180 -0.3ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/60s F4.0 ISO220 -0.3ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
こちらは、Capture NX 2で現像してPhotoshopでJPEG変換した原画です。
体は被写体ブレしてるので解像してませんが、目の辺りはそこそこ解像してますので参考になると思います。JEPG撮って出しは少しディティールが失われてしまいますので、もう少し良く見せようと思い、画像処理でシャープネス等の処理をするとどうしても荒れてしまうので、あまりいい結果にならないようです。しかし、RAWで撮って適切な処理をすればある程度の画質を得ることができます。
月: 2011年11月
Nikon 1 設定
Nikon 1 で撮影する時のカメラ設定と、撮った後の画像選択と削除、そして現像と画像処理というワークフローを固めました。今までと違うところは、カメラ設定で輪郭強調もOFFにすることと、RAW現像でアクティブD-ライティングはOFFにしないで現像することにして、必要に応じてPhotoshopで画像調整することにしました。
そんな設定で撮ったヤマガラです。
Nikon 1 はAFが早いので今までより楽に撮ることが出来ました。
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/25s F4.0 ISO400 -0.3ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/25s F4.0 ISO400 -0.3ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/20s F4.0 ISO400 -0.3ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
■カメラ設定「V1+30-110mm」
露出モード=A 絞り優先オート
画質モード=RAW
シャッター=エレクトロニック
測光モード=中央部重点測光
ホワイトバランス=AUTO オート
ISO感度設定=A 400 オート 100-400
Custom Picture Control=SD スタンダード(輪郭強調=0)
色空間=Adobe RGB
アクティブD-ライティング=ON
長秒時ノイズ低減=OFF
高感度時ノイズリダクション=OFF
露出補正=-0.3
■RAW現像設定「Capture NX2」
※画像選択と削除は「ViewNX 2」で行った後に「Capture NX2」で現像
▼カメラ設定
ノイズリダクションにチェック(適用量=0、シャープネス=0 )
アクティブD-ライティングにチェック(画像を見ながら最適なものを選択)
TIFF保存(RGB、16ビット)
■PhotoshopCS5
※「Capture NX2」は32ビットなので画像調整は64ビットの「PhotoshopCS5」で行う
プラグインのDfine2でノイズ低減
必要に応じて画像調整
1200×800もしくは1024×683でリサイズ
シャープネス処理
8ビットにモード変更
プロファイル変換でRGBをsRGB IEC61966-2.1に変換
JPEG(画質10)で保存
Capture NX2で現像②
今日2回目の更新です(笑)
改めてCapture NX2で現像してPhotoshopで仕上げてみたんですが、なんとなくNikon1を使う上での、撮影設定、現像設定、Photoshop設定が見えてきた感じです。但し、Capture NX2は使い始めたばかりなのでもう少し勉強して最適な現像の方法を身につけていこうと思います。あにょは最終仕上げはPhotoshopを使ってますが、Capture NX2は画像処理ソフトとしてもかなりよくできていますね。Capture NX2だけでも十分だと思います。でも、そこそこパソコンのスペックが高くないと動作が重たいようです。
1500×1000でリサイズしました。
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/400s F3.8 ISO400 -0.3ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/400s F3.8 ISO400 -0.3ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/25s F3.8 ISO100 -0.3ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/5s F5.6 ISO100 -0.3ev 110mm(4158mm) 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/30s F4.5 ISO400 -0.7ev 61.6mm(2328mm) 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/60s F4.0 ISO400 -0.7ev 39.8mm(1504mm) 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/60s F4.0 ISO400 -0.7ev 39.8mm(1504mm) 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/60s F4.0 ISO360 -0.7ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/60s F4.0 ISO360 -0.7ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
Nikon 1 解像度
今までは20m~25mぐらいの距離で試写してましたが、たまたま5m以内にカモさんが来たのでテストしてみました。
Capture NX2のノイズ低減はDifie2と同じエンジンを使ってますので、現像時にノイズ低減してもいいんですが、PhotoshopのDifie2が使い慣れてるのでDifie2でノイズ低減しました。画像補正、シャープネス処理はしてません。トリミング、リサイズのみですが、やはり近距離撮影だと解像しますね。
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/200s F3.8 ISO400 -0.3ev 30mm(1134mm) 絞り優先 WBオート
■カメラ設定「V1+30-110mm」
露出モード=A 絞り優先オート
画質モード=RAW+FINE
シャッター=エレクトロニック
測光モード=中央部重点測光
ホワイトバランス=AUTO オート
ISO感度設定=A 400 オート 100-400
Picture Control=SD スタンダード
色空間=Adobe RGB
アクティブD-ライティング=ON
長秒時ノイズ低減=OFF
高感度時ノイズリダクション=OFF
露出補正=-0.3
■RAW現像設定「Capture NX2」
▼カメラ設定
ノイズリダクションにチェック(適用量=0、シャープネス=0、エッジノイズリダクションにチェック)
アクティブD-ライティングにチェック(アクティブD-ライティング=しない)
TIFF保存(RGB、16ビット)
■PhotoshopCS5+Difie2
Dfine2でコントラストノイズ、カラーノイズ共に100%でノイズ低減
3000×2000でトリミング
1500×1000でリサイズ
8ビットにモード変更
プロファイル変換でRGBをsRGB IEC61966-2.1に変換
JPEG(画質10)で保存
Capture NX2で現像
撮影時
ISO感度設定=ISOオート100-400
Picture Control=SD スタンダード
色空間=Adobe RGB
露出補正=-0.7
長秒時ノイズ低減=OFF
高感度時ノイズリダクション=OFF
アクティブD-ライティング=ON
RAW現像ソフト「Capture NX2」でいじったところ。
露出補正=0.5
ノイズリダクション=0
アクティブD-ライティング=しない
Photoshopで1200×803にリサイズ、他は補正なし。
TSN-884+VA3+VR30-110mm+V1 1/15s F5.6 ISO400 -0.70ev 110mm(4158mm) 絞り優先 WBオート
Capture NX2でノイズリダクションをOFF、アクティブD-ライティングをしないで現像しました。カメラ設定で高感度時ノイズリダクション=OFFにしても、同時記録のJPEGと比べると3%程ノイズ処理してるようです。これを0%にすることで多少ノイズは増えますが解像度は上がりました。ノイズは増えたといってもリサイズすると特に気になりません。アクティブD-ライティングについてはカメラ設定でONにして撮影、RAW現像時にOFFにしましたが、こちらはもう少し検証してみます。
ISO感度別
まだまだ最終設定は模索中ですが、V1のカメラ内ノイズ低減処理はかなり使えるような感じです。今まではカメラ内の高感度ノイズ低減はOFFにしてPhotoshopでノイズ処理してましたが、V1はカメラ内の高感度ノイズ低減をONにして撮ったほうがどうも使い勝手はよさそうな気がします。多少のディティール損失はあると思いますが、ISO800とか下手したらISO1600でも使えます。シャープネスも今まではマイナスにして撮ってソフトでシャープネス処理するといった方法をとってましたが、結果はほとんど同じなので敢えてめんどくさいことをしなくてもいいかなと思います。結論づけるのはもう少し検証してからにしますが、とりあえず高感度ノイズ低減をONにして撮った画像を見てください。
ISO100
ISO200
ISO400
ISO800
ISO1600
ISO3200
Web用にリサイズした画像だと、横に並べてみたり、EXIFを見ると分かりますが、一枚一枚開いたんでは、ISO100かISO800かはあまり区別つきません。撮影した被写体がノイズがあまり出にくい条件だったのかもしれません。肝心の野鳥を撮影したら違いがはっきり出るかもしれませんが、これを見るかぎりではかなりいい感じでノイズ処理してると思います。わざわざPhotoshopとかでノイズ処理する必要はないですね。さすがにISO3200は色も変わりますしディティール損失も有ります。でも、ISO3200も証拠レベルの撮影はできそうです。
今度カワセミさんにモデルになってもう一度ISO感度別に撮り比べてみます。