S90感度別ノイズとディティール

カワセミを待ってる間、止まり木で感度別にテストしてみました。
デジスコの場合遅いシャッタースピードでも撮影できますので、出来るだけ最低感度のISO80で撮影したほうがいいのではと思ってます。S90は高感度を謳い文句にしてますが、ISO200とかISO400、またはISO800で撮影するメリットってなんでしょう?確かにシャッタースピードは稼げますが、ノイズも増え、ディティール損失もあります。飛び物を狙うときは少しでもシャッタースピードを稼ぎたいとの理由から高感度で撮影する場合もありますが、それ以外は高感度撮影は止め、なるべく最低感度で撮るようにしたいと思います。
ということで、感度別のノイズとディティール損失を見てもらいたいと思います。
7.5mm(35mm)1155mmのピクセル等倍です。やはりディティール損失のほうが気になりますね。ノイズはソフトである程度消すことも出来ますが、失ったディティールは戻ってきません。
20091027-s90_80

20091027-s90_100

20091027-s90_200

20091027-s90_400

20091027-s90_800

20091027-s90_1600

20091027-s90_3200

S90撮影時のクリアランス調整

S90は残念ながら、ワイド側でクリアランスを固定すると、テレ側で周辺減光が発生します。そこでテレ側ではクリアランスを広げてやらないといけません。また逆にテレ側でクリアランスを固定するとワイド側・中間域に周辺減光が発生します。したがって、ワイド側とテレ側ではクリアランス調整しなければいけませんが、28XWDAはクリアランス調整が出来るようにスライド機構が備わっていますので、ワイド側から中間域まではクリアランスを一番詰めた状態で横位置で撮影、テレ端とテレ端一つ手前は縦位置に変更することでクリアランスを8mm広げることが出来ますのでちょうど良い感じで撮影することが出来ます。本当はワイド側でもう少し詰めたいところですが、中間域からテレ側を多用するあにょとしてはワイド側はある程度犠牲にしてもしょうがないかなと思ってます。もっと細かく各ステップごとに最適クリアランスになるように調整すればいいのですが、フィールドではそんな面倒なことできませんから、(0mm)と(+8mm)の二通りのクリアランスで全ステップをまかなおうと思ってます。
追記:実際には1.5mmアイピース側にもぐるようにしてありますので、-1.5mmと+6.5mmということになります。
ワイド側から中間域は横位置で撮影。
20091027-IMG_6914
テレ端とテレ端一つ手前は縦位置にしてクリアランスを8mm広げて撮影。
28XWDAのねじを緩めてグイっと廻すだけなので簡単に縦位置に変更できます。
20091027-IMG_6912
縦位置だとドットサイトが使えなくなるので簡易照準器(ストロー)で対応。
これがまたフードに乗せた状態でバッチリ合ってました。(^o^)
20091027-IMG_6915
当然、ワイド側から中間域は縦位置、テレ側は横位置という逆バージョンもありです。
究具04バリアブルカプラーVCA-1を使えばもっと楽に調整できると思いますが・・・

今日もテレ端

今日は雨が降ってたのでお休みしようかなと思ったんですが、昼前には雨もやんできたのでホバ狙いでいつもの公園へ出かけてきました。しかし、チャンスは3~4回あったんですが、ショートホバだったので写ってるのはみんな一枚のみ、しかも全部ピンボケ。S90で初ホバは失敗に終わりました。(^_^;)
ということで今日もテレ端画像で更新です。
この枝どまりの写真はいろんな機材でずいぶん撮ってきましたが、今までで一番いいようなきがします。約40mちょっとの距離がありますが、40mの距離をあんまり感じさせないくらいですね。
20091025-IMG_0654
TSN-884+28XWDA+S90 1/4s F4.9 ISO100 -2.0ev 22.5mm(3465mm) 絞り優先 WBオート

S90ズーム別解像度

28XWDA(改)でクリアランス調整してズーム毎に色々撮り比べて見ました。ワイド側~中間域は以前に比べて良くなりました。ワイド側、中間域も今までの機材と同等かそれ以上に解像してますが、テレ側はそれ以上に良いですね。テスト機材はTSN-884と28XWDAですので他の組み合わせでは変わるかもしれませんが、概ね同じ傾向かなと思います。
今日は少し大きめのサイズ(1600×1200)でアップしますので見比べてみてください。
まずは 7.5mm(1155mm)
20091024-IMG_0413
TSN-884+28XWDA+S90 1/160s F2.5 ISO80 -0.33ev 7.5mm(1155mm) 絞り優先 WBオート
次は 10.7mm(1650mm)
20091024-IMG_0408
TSN-884+28XWDA+S90 1/100s F3.2 ISO80 -0.33ev 10.7mm(1650mm) 絞り優先 WBオート
次は 18.2mm(2805mm)
20091024-s90_18.2
TSN-884+28XWDA+S90 1/50s F4.5 ISO80 -0.33ev 18.2mm(2805mm) 絞り優先 WBオート
次は テレ端 22.5mm(3465mm)
20091024-s90_22.5
TSN-884+28XWDA+S90 1/20s F4.9 ISO80 -0.33ev 22.5mm(3465mm) 絞り優先 WBオート
最後にテレ端のピクセル等倍
20091024-s90_22.5~

朝焼けカワセミ

あにょにしてみれば8時前にフィールドに着くことはめったにない事なんですが、この日はS90の試写でしたので7時半にフィールドに着きました。朝早いとカワセミはこんな色になるんですね。ワイド側でクリアランス調整したままテレ端で写しましたので周辺減光が発生してます。(^_^;)
20091023-IMG_0106
TSN-884+28XWDA+S90 1/4s F8.0 ISO80 -0.67ev 22.5mm(3465mm) 絞り優先 WBオート

S90クリアランス調整

S90+28XWDAの組み合わせで、テレ側に比べてワイド側が画質が甘いような気がしてたので、ワイド側でもシャープな写りになるようにクリアランス調整してみました。現在はレンズが一番伸びるテレ端で、28XWDAとのクリアランスは0.5mmです。あと2mm詰めたいところですが、これ以上近づけるにはアイピースを加工するしかありません。ということで、28XWDAのレンズ押さえ金具を削りました。レンズが外れてしまうのでエポキシで接着しましたが、画質に影響でなければいいのですが・・・(^_^;)
ブラケットは2mmのスペーサーを挟んであったのでそれをはずせば、ちょうど2mm詰めることが出来ます。28XWDAのレンズ押さえ金具の削ったところにS90のカメラレンズが接触してますが、まぁ、大丈夫でしょう~(^_^;) カメラオープナーが入るところの穴もなくなっちゃったので開け直しました。
28XWDA(改)のスライド機構を使い、ワイド端~6ステップまでは±0mm、7ステップ目(テレ端二つ前)~テレ端までは+5mm~+10mmで最適なクリアランスが確保できます。普段は±0mmにしておいて1000mm~2000mmを楽しみ、余裕のあるときにクリアランス調整してテレ側(2000mm~3500mm)で写すというスタイルでいこうと思います。
削ったところには黒のカッティングシートでも貼るつもりです。(削る前の写真を撮り忘れました。)
20091021-28XWDA.jpg
ケラレ、周辺減光はこんな感じになりました。2ステップ目で右隅がほんの少しケラレてますが、ほとんど問題ないレベルです。これ以降テレ端まで周辺減光は発生してません。はたしてこれで全域シャープな写真が撮れるのか?? 撮れることを期待して週末を待とう・・・
20091021-28XWDA_S90~.jpg
※それから、S90の合成焦点距離&合成F値を表にしたものもアップしておきます。
こちらにあります。右→のナビゲーションからもいけます。

背景のボケ

昨日は20XWFAで撮ったものをアップしましたが、どれを見ても背景のボケが綺麗じゃないです。20XWFAはすばらしいアイピースですが、背景までが近いとみんなこんな感じになりますので、20XWFAを使う場合は背景が抜けたところで使うようにすれば背景も綺麗にボケると思います。ということで今日は背景のボケ方を少し見てもらおうと思います。(ワイド端でケラレが発生してますがテスト撮影でしたのでご勘弁を・・)
まずは、ワイド端、焦点距離 924mmで撮影
20091019-IMG_0331
TSN-884+28XWDA+S90 1/200s F4.5 ISO200 -1.00ev 6.0mm(924mm) 絞り優先 WBオート
次は4ステップ目、焦点距離 1485mmで撮影
かなり背景のボケ方が変わります。ワイド側で撮ってトリミングしたほうが良いなんて事も言われますが、あにょはトリミングするぐらいならズームして撮ったほうが背景が綺麗にボケるのでなるべくノートリで撮るようにしてます。
20091019-IMG_0337
TSN-884+28XWDA+S90 1/200s F4.5 ISO200 -1.00ev 9.6mm(1485mm) 絞り優先 WBオート
続いて開放と絞ったときのボケ具合
まずは開放で撮影
20091019-IMG_0076
TSN-884+28XWDA+S90 1/80s F2.0 ISO80 0.00ev 6.0mm(924mm) 絞り優先 WBオート
次はF8.0に絞って撮影
これもかなり背景のボケ方が変わりますね。被写界深度を稼ごうという事でむやみに絞らないほうがいいです。恕アップのときは絞るとピントの合う範囲が広がり撮りやすくなりますが、それ以外は開放で撮り、背景をぼかすようにしたほうがいいですね。
20091019-IMG_0110
TSN-884+28XWDA+S90 1/10s F8.0 ISO80 -0.67ev 6.0mm(924mm) 絞り優先 WBオート

S90で飛び物

今日のブログのタイトルは出かける前から決めてました。先日はテレ端で恕アップを試しましたから、今日は飛び物にチャレンジです。はたしてS80の半分になった0.9枚/秒の連写で、飛び物が撮れるのかということなんですが、やはり、この連写では厳しいものがありました。
アイピースは20XWFAでS90の3ステップ目(焦点距離958mm)での撮影です。20XWFA、周辺減光が発生してるのと背景の歪が目立ちますね。クリアランス調整すればいくらか良くなると思います。
20091018-IMG_0404
TSN-884+20XWFA+S90 1/1600s F2.8 ISO160 -0.67ev 8.6mm(958mm) 絞り優先 WBオート
水絡みはあにょ的には撮れたつもりだったんですが写ってませんでした。(^_^;)
ということで枝に戻るところです。
20091018-IMG_0483
TSN-884+20XWFA+S90 1/1250s F4.0 ISO160 -0.67ev 6.9mm(767mm) 絞り優先 WBオート
残念ながら端のほうで羽も切れてました。
20091018-IMG_0513
TSN-884+20XWFA+S90 1/1000s F2.2 ISO160 -0.67ev 6.9mm(767mm) 絞り優先 WBオート
ちょっとジャンプして飛び込むところですが、良い色が出てません。
20091018-IMG_0012
TSN-884+20XWFA+S90 1/1250s F2.8 ISO100 -0.67ev 8.6mm(958mm) 絞り優先 WBオート
飛び出しです。液晶で確認してシャッター押してもタイムラグの関係でほとんど写ってないことのほうが多いので、左目でドットサイトを見ながら動いた瞬間にシャッター切ってやっと写ってるという感じでした。
20091018-IMG_0087
TSN-884+20XWFA+S90 1/1250s F2.8 ISO160 -0.67ev 8.6mm(958mm) 絞り優先 WBオート
ピンは来てるようですが、羽の開きと向きが駄目ですね。
20091018-IMG_0098
TSN-884+20XWFA+S90 1/1600s F4.0 ISO160 -0.67ev 8.6mm(958mm) 絞り優先 WBオート

S90ブラケット

心配していた寸法もドンピシャリでした。上下の固定は底面のカメラネジと上部で挟み込み、前後は液晶面と上部の小さいパーツで挟み込む方法です。あとは、センター出しして光軸がきちんと出るように薄いパッキンで調整しながら前面のパーツを取付します。クリアランスはレンズが一番伸びたところでアイピース(28XWDA)にぶつかるギリギリの位置にセットしました。このクリアランスが中間域が一番良い状態です。中間域を多用するあにょとしてはワイド端を基準にするのではなく中間域を基準にいつもクリアランス調整していますので、今回もそうしました。ワイド側はもう少し詰めたほうがいいのですが、そうするとテレ端でアイピースにぶつかってしまいます。テレ端とかその一つ前だと逆に7~8mmぐらい広げたほうがいいです。
20091018-IMG_6904
28XWDAのワイド端のケラレ状況。
ケラレが偏ってますが、画質には影響ありません。無理に合わそうとすると逆に画質に悪影響が出ます。個体差がありますので、S90全てがこんなケラレの状況とは限りません。
20091019-IMG_0076
1ステップ目のケラレ状況
20091018-IMG_0080

S90作例

今日は昼から仕事なので、とりあえずセットして何枚か写してきました。テレ側はバッチリです。細かい使用感、データは帰ってから書きます。
20091017-IMG_0198
TSN-884+28XWDA+S90 1/50s F8.0 ISO80 -0.67ev 22.5mm(3465mm) 絞り優先 WBオート
20091017-IMG_0213
TSN-884+28XWDA+S90 1/50s F8.0 ISO80 -0.67ev 18.2mm(2805mm) 絞り優先 WBオート
20091017-IMG_0237
TSN-884+28XWDA+S90 1/80s F7.1 ISO80 -0.67ev 15mm(2310mm) 絞り優先 WBオート
20091017-IMG_0254
TSN-884+28XWDA+S90 1/80s F7.1 ISO80 -0.67ev 15mm(2310mm) 絞り優先 WBオート
20091017-IMG_0269
TSN-884+28XWDA+S90 1/50s F7.1 ISO80 -0.67ev 22.5mm(3465mm) 絞り優先 WBオート