水絡み

今日も暑かったですね。河原は何度ぐらいあったんだろう・・・テスト撮影のため一人中流の木陰で撮影してたんですが、あまりにも暑かったので午前中で撮影は切り上げて、あとはカメラ談議、これはこれで楽しいいものがあります。しかし、あっ、カワセミが来てるって思い、立ち上がったら飛んでいった・・・こんなことが2度ほどありました。
暑かったので今日は水しぶき物をアップします。
SONY DSC
TSN-884+VA3+E18-55mm+NEX-5 1/640s F4.5 ISO400 35mm(735mm) マニュアル露出 WBオート

NEX-5カメラレンズの有無

E18-55mmのレンズを付けた場合、焦点距離は735mm~1155mmになります。あと、2000mmまで焦点距離を伸ばせないものかといろいろ試していました。VA3からNEX-5までの間に87mm延長筒を入れてレンズ無しで試した結果、マニュアルフォーカスですが、1456mm~2317mmで撮影できました。先日のアオサギがそうです。しかし、この場合、最短撮影距離がワイド側だと10m以上になります。
そこで最短撮影距離を縮める為に、スコープとVA3の間に8mmの特注延長リングを入れ、尚且つVA3と延長筒の間にクローズアップレンズのNo.2を入れ、筒の長さを90mmにしました。これだと約1270mm~約2000mmぐらいになり、撮影最短距離もワイド側で6.2m、テレ側で5.4mぐらいになります。通常のE18-55mmのレンズ付きだったら、撮影最短距離は4mまで縮まります。無限遠は出なくてもいいというのであれば、もっと縮められますが、一応無限遠も出るぎりぎりのところで出した答えです。
画質については、レンズ無しの方がレンズが無い分だけ中央付近は解像してます。しかし周辺は解像度は落ちますし、色収差もでます。レンズ有りだと全体的に解像してて、色収差も目立ちません。何枚ものレンズで補正してるんでしょうね。これで、NEX-5で735mmから2000mmまでの範囲で使えることが分かりました。状況に応じて使い分けていくつもりです。
まずは通常のレンズをつけて、焦点距離735mmです。
多少湾曲が出てますが、野鳥撮影では問題ない範囲です。
20100717-36
次は同じくレンズをつけてテレ端、焦点距離1155mmです。
テレ端でもそんなに解像度は落ちませんね。
20100717-55
続いてレンズを外して延長筒に変更、ワイド側で焦点距離は1270mmです。
周辺が甘くなり、色収差も出てます。
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レンズ無しのテレ端、焦点距離は約2000mmです。
テレ側は周辺ボケもあまり気になりませんし、中央付近は結構解像してますね。
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レンズを外したらシャッター速度も若干遅くなります。でも、テレ端でも結構解像度がいいので、レンズを外したら積極的にテレ端を使うようにしたいと思います。明日は仕事ですので、日曜日にいろいろテストしてみます。

NEX-5カメラサポート

昨日、頼んであったNEX-5カメラサポートが届きました。
今回お願いしたパーツ類です。
さすが、アルマイト処理されたパーツは綺麗ですね。
20100714-CameraSupport_01
貼り合わせるとこんな感じになります。
20100714-CameraSupport_02
接眼レンズとカメラレンズが乗るところはレンズ径にあわせてアール加工してもらいました。
20100714-CameraSupport_03
接眼レンズを受ける部分です。下の方はスペーサーに、貼り合わせたプレートを固定して、下からロングプレートにカメラネジで固定します。
20100714-CameraSupport_04
先端はカメラレンズを受ける部分ですが、照準器プレートもここに取り付けします。
20100714-CameraSupport_05
セットしてみました。
自分で言うのも何ですが、なかなかいい感じです。強度的にもデザイン的にも、とても満足してます。
20100714-CameraSupport_06
今回制作していただいたところを紹介しておきます。
いつも作ってるブラケットは、図面書いてレーザー屋さんにカットしてもらい、後は自分で多少の加工はしてました。当然アルマイト処理無しのアルミの素材のままで使ってましたが、今回は、アール加工があることやアルマイト処理したかったので、ネットで制作していただけるところを探しお願いすることにしました。色々調べてみると、「個人のためのステンレスとアルミのオーダーメイドのお店」「日本プレート精工株式会社」というところがあったので、早速図面を書いてメールしてみました。アール加工があったりしたのでどうかなと心配してたんですが、「加工としては問題ありません。」という返事と¥15,000円の見積りを頂きました。
一品製作でアール加工、曲げ加工、アルマイト処理等、それなりに手間がかかるだろうから、2万ぐらいはするだろうなと思ってたので、即、お願いすることにしました。最終的には板厚を厚くしたり、スペーサーを追加したりしましたので、2万ちょっとかかりましたが、今日届いた品物を見て、お願いしてよかったと思います。
最初にメールで問い合わせしたのが6月28日、約2週間で仕上がったことになります。その間に細かな寸法の修正等、何回もメールのやり取りをして、めんどくさいと思われたかもしれませんが、一ユーザーの声を真剣に聞いていただき、短納期で仕上げて頂いたことに感謝です。今日HPを覗いたら、このブログにもコメント頂いてた○○っちさんもお願いされてたところでした。

NEX-5 自作カメラマウント

NEX-5にボーグパーツを接続するにはボーグのNEX用カメラマウントの発売をおとなしく待つか、もしくは純正のマウントアダプターLA-EA1にボーグのカメラマウントミノルタα用で繋ぐかのいずれかなんですが、待つのもかったるいし、純正のマウントアダプターLA-EA1とカメラマウントミノルタα用を買うのももったいないので、以前使ってたGF1用のカメラマウントの出っ張った部分を削り、NEX-5の16mmレンズのマウント部をバラしてくっつけちゃいました。16mmレンズはバラバラになりましたが、ボーグからNEX用カメラマウントが発売になれば、また元に戻せばいいので、それまでは自作のNEX用カメラマウントで撮影を楽しもうかなと思ってます。
マウント部
20100713-Emount
NEX-5に自作のNEX用カメラマウントとボーグパーツを繋いだところです。
87mmの延長筒になります。あと、これにVA3が接続されます。
20100713-Emount1

NEX-5リレーレンズ

今まではレンズをつけてテストしてきましたが、今日はカメラのレンズをはずして、スコープと接眼レンズにボーグパーツで延長筒を作り、NEX-5のボディーに直接繋いで撮影しました。いわゆるリレーレンズ撮影です。この目的は、焦点距離を伸ばすことと画質の向上目的です。
ボーグパーツの延長筒で87mm伸ばし、尚且つVA3を伸ばすことで、焦点距離を1456mm~2317mmの間でテストしてみました。AFは効きませんのでMF撮影になります。NEX-5は拡大してピントチェック出来ますので、ピントに関してはMF撮影でも特に問題ありませんでした。
焦点距離2317mmでの撮影です。
SONY DSC
TSN-884+VA3+延長筒87mm+NEX-5 1/30s ISO200 -1.30ev 2317mm 絞り優先 WBオート
同じ焦点距離で縦位置
SONY DSC
TSN-884+VA3+延長筒87mm+NEX-5 1/30s ISO200 -1.30ev 2317mm 絞り優先 WBオート
ブレテストでもあったのでISO200にして、低速シャッターで写してます。1/30sでもそんなにブレてないので、リレーレンズ撮影でも結構使えるなぁという印象でした。画質もカメラレンズがなくなってる分だけ良くなってますね。しかし最短撮影距離が伸びるのがネックですね。正確には測ってませんが8mぐらいだと思います。

両眼視撮影のススメ

となりでオオタカだぁ~と言う声に反応したんですが、導入してピントを合わせてるうちに去りゆくになってしまい、せっかくピントがあったのに、目なしのオオタカになっちゃいました。あにょは導入して追尾しながらピントを合わせてますが、これは両眼視撮影じゃないと出来ないことなので、今日は両眼視撮影について考えてみたいと思います。
SONY DSC
TSN-884+VA3+E18-55mm+NEX-5 1/800s F4.5 ISO400 -0.70ev 36mm(756mm) 絞り優先 WBオート
まず簡単な実験をしてみましょう。チラシでも何でもいいんですが、紙で2.5センチから3センチぐらいの丸い筒状の物を作ります。次に左目は閉じて右目だけで筒を覗きます。次に左手の手のひらを自分の方に向けて、先程の筒のまんなかあたりにくっつけます。この状態で左目を開けると、手のひらに穴が開いて、筒から覗いた景色が見えると思います。これが人間の両眼視機能です。要は左目で見たものと、右目で見たものを脳が合成して、ひとつのものとしてみえる現象のことです。
これをカメラでやるのが両眼視撮影ということになります。右目でファインダーの中の被写体を見て、左目で実際の被写体を見るわけですが、この時の右目の使い方にポイントがあり、全体を漠然と見るのではなく、AFフレームを見るようにします。慣れてくると、AFフレームの右下の方に左目で見ている被写体が見えてくるはずです。これが出来るようになると、照準器なしでも被写体を追尾できるようになります。
あとはデジスコの場合、追尾しながらピント合わせを行うのですが、ピントはいくらか前ピン気味にあわせます。この時の前ピンというのは、飛んでる方向に向かって鳥の前の方という意味です。コツはピントが合ったと思ったら、スコープのピントリングを少しだけ前ピン側にずらしてシャッターを切ります。最初のピント合わせはマニュアルでもAFでもいいんですが、その後、少し前ピン側にずらすのがコツです。ピントがあったと思ってそのままシャッター切ると間違いなく全部ピンボケです。鳥は動いてるわけですから・・・。常にピントリングを回して全てにピントを合わそうという考えではなく、チョン、チョンとピントリングを回して、連写中のどれかにピントが合えばいいという撮影方法です。
なんか文章にしてしまうと上手く伝えられないのですが、飛びものには視界の広い左目で追尾し、右目でピントを合わす両眼視撮影がおすすめです。

小さい止まりもの

今までは飛びものばかりアップしてきましたが、今日は小さい止まりものです。もうちょっと近かったらもっと大きく、そして高解像度の撮影はできますが、今は若カワセミにストレスを与えないように、ある程度距離をとって撮影してます。それでも存在感有りますね。
クリックすると原画サイズで開きます。
シャッターによる振動もある程度抑えられてるからだと思いますが、距離がある割には解像してる方だと思います。
20100709-DSC05682~.jpg
TSN-884+VA3+E18-55mm+NEX-5 1/320s F4.5 ISO400 -1.00ev 37mm(777mm) 絞り優先 WBオート
これもクリックすると原画サイズで開きます。
20100709-DSC05725~.jpg
TSN-884+VA3+E18-55mm+NEX-5 1/500s F4.5 ISO400 -1.00ev 37mm(777mm) 絞り優先 WBオート

NEX-5の高速連写

S90が0.9枚/秒、NEX-5は7枚/秒、この圧倒的な差はあにょのデジスコを大きく変化させました。連写の速いデジスコ向けのカメラは今までも有りましたが、連続撮影枚数とか、時間が1秒とか、画素数とか、わりと制限があるものが多かったのですが、NEX-5の7枚/秒の高速連写は12~13枚でバッファーいっぱいになった後も、2.3枚/秒の通常連写に切り替わり、そのままずーっと連写は続けられます。しかもAPS-Cの1400万画素でです。さすがにAFと露出は固定ですが、この高速連写は大したものです。
飛び付きの連写です。
1枚目
絞りをちょっと絞ったんですが、まだ被写界深度の中に入ってません。F8ぐらいまで絞るとこれぐらいでもピントは合ってるでしょうね。
SONY DSC
TSN-884+VA3+E18-55mm+NEX-5 1/1000s F5.6 ISO400 -1.00ev 36mm(756mm) 絞り優先 WBオート
2枚目
ここまで来るとピントも合ってます。
SONY DSC
3枚目
SONY DSC
4枚目
SONY DSC
ザハトラーに変えたおかげでブレもほとんど抑えられてますし、NEX-5の高速連写でいろんなシーンが撮れるようになりました。