LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8を使ってカワセミを撮ってみました。
少しでもSSを稼ごうと思い、ISO400にして露出を-1.00で撮影しましたが、やっぱり画像が暗かったので明るさを調整しました。横を縦にトリミングしてます。
TSN-884+VA3+MACRO-ELMARIT 45mm+GF1 1/500s F2.8 ISO400 -1.0ev 1260mm 絞り優先 WBオート
TSN-884+VA3+MACRO-ELMARIT 45mm+GF1 1/800s F2.8 ISO400 -1.0ev 1260mm 絞り優先 WBオート
画質はS90みたいに羽の一本一本まで解像とまではいかないですが、一眼らしく奥行き感はありますね。恕アップは狙えませんが、引いた画とか普通に使う分には特に問題なさそうです。ピントはスコープ側はある程度大まかでもカメラ側のAFで結構合わせてくれます。そして早いです。肝心の飛び物は何回かチャンスはあったんですが撮れませんでした。昼から用事があったので早々に撤収しましたが、LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8なかなか良いです。
月: 2009年10月
GF1+MACRO-ELMARIT 45mm
先日発売になった Panasonic LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.
第一印象は小さい!!レンズ前玉も小さい!!そしてレンズを振ると「カタカタ」と音がします。一瞬不良品かなと思ったんですが、どうもレンズ内部の手振れ補正レンズが動いてる音らしいです。
スコープに繋いでみました。
TSN-884+VA3で、合成焦点距離=1260mm 合成F値=7.2 になります。
月を撮ってみました。なかなか良い感じです。(トリミングあり)
TSN-884+VA3+MACRO-ELMARIT 45mm+GF1 1/80s F2.8 -1.00ev 45mm(1260mm) 絞り優先 WBオート
AFに関してはスコープ側はいい加減でもかなり正確にすばやく合わせてくれます。
飛び物に威力発揮してくれそうです。
S90でお月様
S90感度別ノイズとディティール
カワセミを待ってる間、止まり木で感度別にテストしてみました。
デジスコの場合遅いシャッタースピードでも撮影できますので、出来るだけ最低感度のISO80で撮影したほうがいいのではと思ってます。S90は高感度を謳い文句にしてますが、ISO200とかISO400、またはISO800で撮影するメリットってなんでしょう?確かにシャッタースピードは稼げますが、ノイズも増え、ディティール損失もあります。飛び物を狙うときは少しでもシャッタースピードを稼ぎたいとの理由から高感度で撮影する場合もありますが、それ以外は高感度撮影は止め、なるべく最低感度で撮るようにしたいと思います。
ということで、感度別のノイズとディティール損失を見てもらいたいと思います。
7.5mm(35mm)1155mmのピクセル等倍です。やはりディティール損失のほうが気になりますね。ノイズはソフトである程度消すことも出来ますが、失ったディティールは戻ってきません。
S90撮影時のクリアランス調整
S90は残念ながら、ワイド側でクリアランスを固定すると、テレ側で周辺減光が発生します。そこでテレ側ではクリアランスを広げてやらないといけません。また逆にテレ側でクリアランスを固定するとワイド側・中間域に周辺減光が発生します。したがって、ワイド側とテレ側ではクリアランス調整しなければいけませんが、28XWDAはクリアランス調整が出来るようにスライド機構が備わっていますので、ワイド側から中間域まではクリアランスを一番詰めた状態で横位置で撮影、テレ端とテレ端一つ手前は縦位置に変更することでクリアランスを8mm広げることが出来ますのでちょうど良い感じで撮影することが出来ます。本当はワイド側でもう少し詰めたいところですが、中間域からテレ側を多用するあにょとしてはワイド側はある程度犠牲にしてもしょうがないかなと思ってます。もっと細かく各ステップごとに最適クリアランスになるように調整すればいいのですが、フィールドではそんな面倒なことできませんから、(0mm)と(+8mm)の二通りのクリアランスで全ステップをまかなおうと思ってます。
追記:実際には1.5mmアイピース側にもぐるようにしてありますので、-1.5mmと+6.5mmということになります。
ワイド側から中間域は横位置で撮影。
テレ端とテレ端一つ手前は縦位置にしてクリアランスを8mm広げて撮影。
28XWDAのねじを緩めてグイっと廻すだけなので簡単に縦位置に変更できます。
縦位置だとドットサイトが使えなくなるので簡易照準器(ストロー)で対応。
これがまたフードに乗せた状態でバッチリ合ってました。(^o^)
当然、ワイド側から中間域は縦位置、テレ側は横位置という逆バージョンもありです。
究具04バリアブルカプラーVCA-1を使えばもっと楽に調整できると思いますが・・・
今日もテレ端
今日は雨が降ってたのでお休みしようかなと思ったんですが、昼前には雨もやんできたのでホバ狙いでいつもの公園へ出かけてきました。しかし、チャンスは3~4回あったんですが、ショートホバだったので写ってるのはみんな一枚のみ、しかも全部ピンボケ。S90で初ホバは失敗に終わりました。(^_^;)
ということで今日もテレ端画像で更新です。
この枝どまりの写真はいろんな機材でずいぶん撮ってきましたが、今までで一番いいようなきがします。約40mちょっとの距離がありますが、40mの距離をあんまり感じさせないくらいですね。
TSN-884+28XWDA+S90 1/4s F4.9 ISO100 -2.0ev 22.5mm(3465mm) 絞り優先 WBオート
S90ズーム別解像度
28XWDA(改)でクリアランス調整してズーム毎に色々撮り比べて見ました。ワイド側~中間域は以前に比べて良くなりました。ワイド側、中間域も今までの機材と同等かそれ以上に解像してますが、テレ側はそれ以上に良いですね。テスト機材はTSN-884と28XWDAですので他の組み合わせでは変わるかもしれませんが、概ね同じ傾向かなと思います。
今日は少し大きめのサイズ(1600×1200)でアップしますので見比べてみてください。
まずは 7.5mm(1155mm)
TSN-884+28XWDA+S90 1/160s F2.5 ISO80 -0.33ev 7.5mm(1155mm) 絞り優先 WBオート
次は 10.7mm(1650mm)
TSN-884+28XWDA+S90 1/100s F3.2 ISO80 -0.33ev 10.7mm(1650mm) 絞り優先 WBオート
次は 18.2mm(2805mm)
TSN-884+28XWDA+S90 1/50s F4.5 ISO80 -0.33ev 18.2mm(2805mm) 絞り優先 WBオート
次は テレ端 22.5mm(3465mm)
TSN-884+28XWDA+S90 1/20s F4.9 ISO80 -0.33ev 22.5mm(3465mm) 絞り優先 WBオート
最後にテレ端のピクセル等倍
朝焼けカワセミ
S90クリアランス調整
S90+28XWDAの組み合わせで、テレ側に比べてワイド側が画質が甘いような気がしてたので、ワイド側でもシャープな写りになるようにクリアランス調整してみました。現在はレンズが一番伸びるテレ端で、28XWDAとのクリアランスは0.5mmです。あと2mm詰めたいところですが、これ以上近づけるにはアイピースを加工するしかありません。ということで、28XWDAのレンズ押さえ金具を削りました。レンズが外れてしまうのでエポキシで接着しましたが、画質に影響でなければいいのですが・・・(^_^;)
ブラケットは2mmのスペーサーを挟んであったのでそれをはずせば、ちょうど2mm詰めることが出来ます。28XWDAのレンズ押さえ金具の削ったところにS90のカメラレンズが接触してますが、まぁ、大丈夫でしょう~(^_^;) カメラオープナーが入るところの穴もなくなっちゃったので開け直しました。
28XWDA(改)のスライド機構を使い、ワイド端~6ステップまでは±0mm、7ステップ目(テレ端二つ前)~テレ端までは+5mm~+10mmで最適なクリアランスが確保できます。普段は±0mmにしておいて1000mm~2000mmを楽しみ、余裕のあるときにクリアランス調整してテレ側(2000mm~3500mm)で写すというスタイルでいこうと思います。
削ったところには黒のカッティングシートでも貼るつもりです。(削る前の写真を撮り忘れました。)
ケラレ、周辺減光はこんな感じになりました。2ステップ目で右隅がほんの少しケラレてますが、ほとんど問題ないレベルです。これ以降テレ端まで周辺減光は発生してません。はたしてこれで全域シャープな写真が撮れるのか?? 撮れることを期待して週末を待とう・・・
※それから、S90の合成焦点距離&合成F値を表にしたものもアップしておきます。
こちらにあります。右→のナビゲーションからもいけます。
背景のボケ
昨日は20XWFAで撮ったものをアップしましたが、どれを見ても背景のボケが綺麗じゃないです。20XWFAはすばらしいアイピースですが、背景までが近いとみんなこんな感じになりますので、20XWFAを使う場合は背景が抜けたところで使うようにすれば背景も綺麗にボケると思います。ということで今日は背景のボケ方を少し見てもらおうと思います。(ワイド端でケラレが発生してますがテスト撮影でしたのでご勘弁を・・)
まずは、ワイド端、焦点距離 924mmで撮影
TSN-884+28XWDA+S90 1/200s F4.5 ISO200 -1.00ev 6.0mm(924mm) 絞り優先 WBオート
次は4ステップ目、焦点距離 1485mmで撮影
かなり背景のボケ方が変わります。ワイド側で撮ってトリミングしたほうが良いなんて事も言われますが、あにょはトリミングするぐらいならズームして撮ったほうが背景が綺麗にボケるのでなるべくノートリで撮るようにしてます。
TSN-884+28XWDA+S90 1/200s F4.5 ISO200 -1.00ev 9.6mm(1485mm) 絞り優先 WBオート
続いて開放と絞ったときのボケ具合
まずは開放で撮影
TSN-884+28XWDA+S90 1/80s F2.0 ISO80 0.00ev 6.0mm(924mm) 絞り優先 WBオート
次はF8.0に絞って撮影
これもかなり背景のボケ方が変わりますね。被写界深度を稼ごうという事でむやみに絞らないほうがいいです。恕アップのときは絞るとピントの合う範囲が広がり撮りやすくなりますが、それ以外は開放で撮り、背景をぼかすようにしたほうがいいですね。
TSN-884+28XWDA+S90 1/10s F8.0 ISO80 -0.67ev 6.0mm(924mm) 絞り優先 WBオート